近年、様々な野菜ジュース・メーカーが販売されていますよね。
ミキサー一択だった以前とは、かなり様相が異なっています。
中でも人気なのが、コールドプレスジューサーとブレンダーで、それぞれ、コールドプレスジュースとスムージーを作ることができます。でも、この両者、どちらもジュースのような飲み物だけど、その作り方や体への効能はまったく異なります。
正しい知識を持って毎日の生活に取り入れて、ダイエットや美容のための栄養補給の効果を最大限に活かしましょう!
それぞれのジュースの作り方の違い
スムージーの作り方
スムージーは、「ミキサー」を使って作ります。海外ではブレンダーと呼ばれることが多いみたいですね。
作り方は、野菜や果物をそのまま、まるごとミキサーにかけてどろどろの液状にします。
もともと、スムージーは凍った食材をミキサーに入れて粉砕した、シャーベットのような飲み物でした。
それから世界に広まった際に、その定義は少しずつ変わり、食材と氷を一緒に砕いたもの、氷ではなく、水を使用したものもスムージーと呼ぶことも多くなっています。
コールドプレスジュースの作り方
コールドプレスジュースは「低速ジューサー」と呼ばれるジューサーに食材を入れて作ります。低速ジューサーの中には、スクリューと呼ばれる「石臼」のような部品があり、このスクリューで食材を「ゆっくり」すりつぶしていきます。
すりつぶして抽出されたジュースをコールドプレス(低温圧縮)ジュースと呼びます。
出来上がったジュースに含まれる栄養素などの違い
スムージーに含まれるもの
スムージーには、食材が粉砕されて丸ごと入っていますので、皮や繊維も細かくなって含まれており、飲んだ感じは少し「とろとろ」しています。シェイクのような飲み口です。
食材丸ごとなので、出来上がったジュースには、野菜や果物に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維が非常に多く含まれます。食物繊維には、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」と溶けやすい「水溶性食物繊維」がありますが、スムージーにはどちらも含まれます。また、とろみがある食感は、腹持ちも良く、ダイエット中の食事としても最適です。
コールドプレスジュースに含まれるもの
コールドプレスジュースは食材を石臼で絞りきった感じで、抽出された水分だけをジュースとして飲むため、非常に「さらさら」とした飲み口です。絞った後の食物繊維は「不溶性食物繊維」で、「搾りかす」として別々に出てきます。「水溶性食物繊維」はジュースに残っています。「搾りかす」はほとんど繊維しか残っておらず、少しぬれた糸くずの塊みたいです。捨ててもいいですが、カレーなどの料理に混ぜたり、ポテトサラダに加えたりと、余すところ無く利用している方も多いです。
作る工程で失われるものの違い
スムージーの作成工程で失われるもの
スムージーは高速回転するブレンダーの刃で食材を切り刻むため、作成過程で熱が発生し、さらに空気と混ざって酸化が進むため、ビタミン等の、熱や酸化に弱い栄養素が失われやすくなります。作ったらあまり長い間おいておかず、すぐに飲む方が良いです。なるべく作り置きしないようにしましょう。
コールドプレスジュースの作成工程で失われるもの
コールドプレスでは、食材をすりつぶして、ジュースと搾りかすに分けるため、ジュースには「不溶性食物繊維」があまり含まれていません。
胃や腸に優しいため、断食やジュースクレンズ後に飲まれることも多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コールドプレスジュースとスムージーとでは、その作り方から含まれる栄養素まで、かなり異なります。
それぞれの特徴を活かして、快適な「野菜生活」をお送りください。