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日本のナマハゲが無形文化遺産。世界遺産との違いは?



ユネスコの「無形文化遺産」として2018年11月に日本の男鹿のナマハゲをはじめ“来訪神仮面・仮装の神々が登録されました。

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今回の登録で、日本の無形文化遺産の登録は22件目になります。2013年には“和食”が日本人の伝統的な食文化として登録、2014年には“和紙”が登録されているのはご存じの通りです。

日本は加盟国178ヵ国(2018年7月現在)のうち登録数が第2位を占める国となっています。現在までの登録は122カ国509遺産にのぼり、このうち登録の第1位を占めるのが中国の無形文化文化遺産でその数40件となっています。

日本の無形文化遺産の登録リストと候補

今回の「来訪神」で22個目の無形文化遺産となりますが、この無形文化遺産はユネスコの事業の一つで2003年に保護条約が採択され2006年より発効されました。日本で第1号として登録されたのが2008年登録の「能楽」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」の3つです。これらの登録や申請は文化庁が主に行っています。(“和食”は農林水産省)

無形文化遺産に登録された日本のリストは文化庁の作成する「文化遺産オンライン」で見ることができます。
>>>「文化遺産オンライン 無形文化遺産」で見てみる

また今後の提案(申請)予定として「伝統建築工匠の技」として日本の木造建造物のための伝統建築技術を提案する予定になっています。うまくいけば2020年の11月には、今回のような吉報が聞けるかもしれません。


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無形文化遺産と世界遺産の違いはなに?

今回のように“無形文化遺産に登録”となると日本の文化が認められたようでうれしく、改めて見直すきっかけになります。
それで思い返してみると他にも○○遺産といわれるものがたくさんありますよね。「世界遺産」「文化遺産」など“遺産”と名がつくので歴史的なものには違いないような気もしますが、、。富士山は何遺産?

無形文化遺産とは

今回の「無形文化遺産」は、”口承による伝統及び表現,芸能,社会的慣習,儀式及び祭礼行事,自然及び万物に関する知識及び慣習,伝統工芸技術”が対象になるものです。
この中には遺産として保護の対象になるものと緊急に保護すべき対象のものもあります。いわゆる絶滅危惧ならぬ消滅危機(Need of Urgent Safeguarding)リストです。

詳しくは>>> 「ユネスコ無形文化遺産及び危機リスト

世界遺産と日本の登録世界遺産(文化/自然)

他に「世界遺産」がありますが、こちらもユネスコの保護事業の一つでこの中に「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3種類があります。よく話題になる富士山はこのうちの世界文化遺産になります。

詳しくは>>> 「ユネスコ世界遺産リスト

日本では現在のところ文化遺産と自然遺産の2種類の登録しかありません。2018年現在までのところ文化遺産18件、自然遺産4件の計22件が日本の世界遺産として登録されています。

世界文化遺産の最近の登録は2018年6月に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」です。
こちらも文化庁「文化遺産オンライン」で確認することができます。
>>> 「文化遺産オンライン 世界遺産」で見てみる

また世界遺産でも現在推薦中のものがあります。大阪堺市にある「百舌鳥・古市古墳群」で前方後円墳で有名な地域です。

こうして見るとまだ日本には一般に認知されていない歴史的、文化的価値の高いものがたくさんありますね。何気なくやっている恒例の行事だったり、あたり前のように存在する景色が実は価値のあるものかもしれませんよ。


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