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千円札が変わる?!2019年3月から色の変更。今あるものはどうなるの?

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財務省は千円札に関して来年2019年3月18日から現在の印字されている記号番号の色を褐色から紺色に変更すると発表しました。これは平成23年(2011年)7月19日の変更から2度目の色の変更になります。

 

2019年4月9日に発表された新紙幣の1万円札のモデル「渋沢栄一」については、こちらの記事「新一万円札のモデル・渋沢栄一はどれくらい【すごい】人物なのか?」に詳しく書きました!

 

現在の野口英世の千円札が発行された平成16年(2004年)当初は“黒色”で印字されていました。そこから黒色(2004年)→褐色(2011年)→紺色(2019年)と3度の変更になっています。

(財務省HPより)

なお、現在の褐色印字の千円札は引き続き使用可能ということです。その他、既に発行が中止している18種類のお札に関しても現在も使用できるようです。(財務省HPより)

確認は >>> 国立印刷局「過去に発行されたお札

ちょっと自分の持っているお札を確認しませんでしたか?そんな変更があったとは全く知らず、、。ちなみに千円札が“野口英世”と言われて「そうだったっけ?」と思わず夏目漱石の顔を浮かべてしまいました。

千円札の印字の色が変わるってよ。でもなんで?

現在の千円札が野口英世になる前は夏目漱石、その前は伊藤博文でした。お札には全て種類ごとに記号と番号(記番号)がついていて、この記号と番号の組み合わせによってお札を識別しているわけですが、この「組み合わせをすべて使い切ってしまったため」、というのが今回の色変更の理由です(財務省)。もう1つの変更理由としては「部分改刷による仕様変更」というものがあります。

この組み合わせの数はなんと129億6000通りもあるのでとか!これが2度変わっているので、それだけ多くの千円札が発行されていることになります。これまででいちばん多く発行された紙幣は“夏目漱石の千円札”で22年間の製造期間で4回も印字の色がかわったとのことです。(まったく気付かなかった、、。)

現在の千円札のデザイン人物と富士山、これまでの歴史

現在使われている千円札は平成16年(2004年)から製造、発行されたものです。

(国立印刷局より)

E千円券

  • 額面:千円/1,000円
  • 表面:野口英世
    今まで日本銀行券の肖像として選択したことのなかった科学者を採用することとし、また、学校の教科書にも登場するなど、知名度の高い文化人の中から採用したもの。野口英世の肖像画は福島県猪苗代町の野口英世記念館所蔵の写真が素材。(財務省HPより)
  • 裏面:富士山と桜
    1万円券、5千円券のテーマ(鳥・花)とのバランスを考え、風景を選択することとし、国民にも馴染みがあると思われる富士山と桜を採用したもの。富士山については、本栖湖近くの山の上から、岡田紅陽氏(1895年~1972年)が撮影した写真をベースにしている。(財務省HPより)
  • 発行:2004年11月1日~現在まで

千円札の歴史を見てみると、これまでに発行された千円札は5種類。上記の野口英世のE千円券までは、

  • D千円券 表:夏目漱石、裏:タンチョウ(1984年~2007年)
  • C千円券 表:伊藤博文、裏:日本銀行(1963年~1986年)
  • B千円券 表:聖徳太子、裏:法隆寺夢殿(1950年~1965年)
  • 甲号券(失効) 表:日本武尊と建部神社、裏:彩文(1945年~1946年)

詳しいお札の歴史を知りたい方は>>> 国立印刷局「お札の歴史

あたり前のように使っているお札にも、知らないことがたくさんありますね。2019年3月18日以降の新札が発行されたら、自分の目で確かめてくださいね!

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