英語

英語になった日本語ワード:アメリカのGI達が持ち帰ったSkoshとHoncho

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日本の学校では教えない英単語に「skosh」と「honcho」があります。

この二つの言葉を初めて見た人は、「何か英語らしくない」という印象を持つと思います。

実はこの二つの単語は日本語から英語の口語体(colloquial)の言葉になった例です。Skoshは、語源の日本語の「少し」に近い意味で使われています。辞書の定義は「a small amount(少量)」と記されています。

また、発音は「スコウシュ」の様な感じです。

Merriam-Webster社のウェブ辞典によりますと、第二次大戦後、日本に駐留した米軍人達が「少し」を少し短縮した形で本国に持ち帰ったそうです。

1952年頃からアメリカで一般的に使われるようになったとあります。 朝鮮戦争中に日本に駐留していたアメリカのGI達は、小柄な兵士のことを「skosh」というあだ名で呼び、からかったそうです。 もう一つの単語、Honchoをローマ字風に読めば、元になった日本語が「本庁」か「本町」ではないかと想像します。

しかし、英語の発音を聞きますと、全く違う言葉が語源だと分かります。

「Honcho」の発音は「ハンチョウ」で、元になった日本語は「班長」でした。英語のHonchoの意味は「boss, big shot(ボス、大物)」で、日本の「班長さん」よりかなり迫力のある有力者をイメージしてしまいます。

この言葉も1950年代の半ばに、日本駐留から帰国した米軍人達から広まったそうです。

今でも政財界の有力者をhonchoと呼ぶ記事を見かけます。

度々、誤ってhead honchoと言い、不必要なhead(長)を付ける人がいるようです。

以上の情報と発音は下記のMerriam-Webster辞典のサイトで確認できます。

Skoshについては https://www.merriam-webster.com/dictionary/skosh Honchoについては https://www.merriam-webster.com/dictionary/honcho この英英辞典は簡潔で分かりやすく書かれていますので、英単語の意味、音声による発音例、言葉の由来や使用例を知りたいときは、是非参考にしてみて下さい。  

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