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英語になった日本語のワード:EmoticonとKaomojiからEmojiへ

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最近世界で最も広く使われている日本語は「絵文字」ではないでしょうか。

多くの人は、「karaoke」同様に、「emoji」が日本語だとは知らないで使っているのではないかと思います。 十数年前、携帯電話のi-mode開発チームのメンバーだった栗田 穣崇(くりた しげたか)氏が携帯電話用の絵文字を開発しました。

その後、あっと言う間に世界中の携帯電話とスマートホーンにemojisが現れるようになりました。

人の気持ちを表す最新の表現方になったわけです。

絵文字が開発される前、欧米では「emoticons」、日本語では「顔文字」で気持ちを絵で表現していました。

Emoticonsと顔文字は従来の記号、数字や文字の順番を工夫して、人の顔を作り、様々な感情を表したものです。    

         :-)     :-( 

上記が元祖emoticonsの形です。

問題は、読者から見ると、顔が90°横になっていたことです。これに対して、日本のkaomojisは正面を向いています。    

        (・_・)     (^_^)

最近はEmojisの普及でemoticonsやkaomojisを見ることが少なくなりました。

このEmojiの世界的な普及について、少し疑問に感じることがあります。

日本人が開発したからと言って、欧米でも絵文字の呼び名を日本語のままにする必要があるのだろうかと、不思議に思います。実は、絵文字を英語でpictographやsmiley face iconと呼ぶことがあります。

しかし、圧倒的に、人々はemojiと言います。

その理由は先輩のemoticonのネーミングと似た理由のようです。

Emoticonはemotion(感情)を表すiconということを意味する造語です。

記号による表現方にピッタリの名称と思われていました。

この感覚は後から登場した絵文字の呼び方にも引き継がれたようです。

欧米人の耳には、emojiとemotionの響きが非常に近いため、pictographよりemojiの方がピンと来たわけです。

「絵文字」という言葉が英語の「感情」を意味する単語に発音が似ていたため、全くの偶然で今は全世界にemojiが普及したというのは驚きです。

今思えば、私が30年前に「絵文字」という言葉を聞いたら、「へのへのもへじ」しか想像できなかったと思います。    

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