英語

この夏はBarbequeしますか?それともBarbecueにしましょうか?

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「今度の夏休みは海へバーベキューをしに行こう!」という掛け声を良く聞きます。

青空の下、楽しい野外のパーティーを想像しますが、そもそもバーベキューの本来の意味や正式な綴りについては、深く考えたことはありません。

また、深く考える必要も感じませんでした。しかし、調べてみると、幾つか興味深いことが分かりました。

先ずは綴りについて見ますと、アメリカではbarbeque、イギリスではbarbecueと語尾が少し違います。

また、略のB.B.Q.は良く見ますが、Bar-B-CueやBar-B-Qもありそうです。

英語の単語の語源はスペイン語で「丸焼き」を意味するbarbacosです。

また、そのbarbacosの語源はAmericasの先住民タイノ(Taino)族の言葉「barbecoa」でした。

16世紀に始まったスペイン帝国による南米の侵略、植民地化は、先住民の多くの言葉をスペイン語に加えることになりました。

結果として、その後アメリカにやって来た英国人などの欧州人にも伝わり、さらにヨーロッパ本国でも使われるようになりました。

ここで、話をバーベキューに戻したいと思います。そもそもタイノ族のbarbecoaという言葉は、厳密には、「(木製の)棒で出来た枠組みを数本の柱で支える(構造物)”framework of sticks set upon posts”」という意味だそうです。

勝手な想像ですが、スペイン人がタイノ人に「あれは何と呼ぶのか?」と丸焼きの豚料理を指して尋ねたところ、タイノ人は、調理器具のことを聞かれたと思って「barbecoaというのだ」と答えたのではなかと思います。

現代の我々は、さらに意味を拡大して、料理も調理法も調理器具も全てひっくるめて、バーベキューとは「野外網焼きパーティー」を指す言葉だと考えるようになりました。

   

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