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女流作家の吉本ばなな(本名:吉本 真秀子〈よしもと まほこ〉1964年生)の名前を聞いたことがある人は多いと思います。
「キッチン」、「ムーンライト・シャドウ」、「うたかた/サンクチュアリ」や「TUGUMI」など、多くの文学賞受賞作品を書いています。
また、ペンネームがオリジナルで、一回聞いたら忘れられない名前です。
しかし、文学者の筆名としてbananaを採用したのは、彼女が必ずしもファーストではなかったと最近知りました。なんと、「俳聖」と崇められている、あの松尾芭蕉(1644―1694)の「芭蕉」は昔のbananaの和名だったのです。
つまり、当時の俳句愛好者の気持ちになって想像して見れば、「おくのほそ道」を書いた俳人は、「松尾ばなな」ということになります。
松尾芭蕉が俳名を「芭蕉」にしたのは門人の李下から芭蕉(バショウ)の株を贈られ、大いに茂ったことにちなんだそうです。 今でも、バナナの日本語の正式な名称は、甘蕉、実芭蕉で、バショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群の総称となっています。
現代の我々には、やはりバナナという名前に親しんでいていた、この果物を再びバショウと呼ぶ気にはなりませんよね。
ところで、このbananaという語呂が可愛い名前の語源はどこの言葉でしょうか?原産地と関係があると推測しますが、そこはどこでしょうか?まだまだバナナについて知りたいことがいっぱいあります。
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