豆知識

入手難易度は?令和元年と平成31年の硬貨の価値はどっちが上?

スポンサー広告

新しい元号の「令和」になり、平成31年の硬貨セットが入手困難とされています。そんなレアな硬貨なのか?!持っていれば価値が上がるのでしょうか?

5月からは令和に変わったため、もはや平成31年の硬貨は製造されていないのかと思うはず。あるニュースによれば、令和になった今でも“平成31年”の硬貨は製造されているとのこと。

というのも、元号は4月1日に公表されてから新しい金型をつくるため、令和の金型が完成するまでは年度計画に基づき硬貨は従来の金型(平成)で製造しているらしいです。

令和の硬貨が流通するのは“夏以降”の予定と言われているので、今もまだ平成31年の硬貨がつくられ、流通していることになります。(私は流通量の多い100円が手元にありました!)

それにしては、自分の手元にはないな、、。お財布を確かめてみましょう。ひょっとすると価値のある硬貨があるかも・・?!

平成31年の硬貨の価値と入手難易度は?

硬貨は毎年、財務省の計画に基づいて製造されます。これは硬貨の種類によってもまったく違っています。
製造枚数の計画は「年度」単位なので、その年の4月~翌3月までに製造される硬貨の枚数です。これには“記念コイン”として発売される枚数も含まれています。

ちなみに「平成31年度」(令和元年含む)の貨幣(硬貨)製造計画は、

  • 千円:30万枚(オリンピック記念コイン用)
  • 五百円:2億1,200万枚(オリンピック記念コイン含む)
  • 百円:3億7,368万枚
  • 五十円:8,200万枚
  • 十円:2億7,500万枚
  • 五円:5,600万枚
  • 一円:100万枚

と、なっています。

この枚数を平成31年4月から製造していることになります。最終的な枚数は流通量をみて減らすこともあるため、計画通りにはならないこともあります。

造幣局は需要の高い500円と100円を多く、早くつくるため、この2種類が早くお目見えすることになります。逆にもともと計画数の少ない五円と一円は、令和元年になって作られない可能性もあります。

そうすると平成31年の一円と五円は、さほど価値は上がらない可能性があります。
むしろ平成30年の一円は計画が100万枚に対して、最終的には44万8千枚しか製造されていません。これでも価格は高騰していません。

数字だけでみれば、平成23年の一円、五円、五十円(各45万6千枚)は記念セットにしか使用されていないため、一般には流通していないもの。こちらの方がレアです。参考までに流通が少ない年度の製造枚数が表の通りです。

■年銘別貨幣製造枚数(抜粋)   【単位:千枚】

1円 5円 50円 備考
昭和64年 116,100 67,332 0
平成23年 456 456 456 全記念セット
平成30年 440 17,960 56,960
平成31年 1,000 56,000 82,000 5/10改定

もっと詳しく知りたい方は、

>>>造幣局の年銘別貨幣製造枚数表を見る(財務省)

令和元年の硬貨の価値と入手難易度は?

令和元年として製造される硬貨は上記の「平成31年度」改め「令和元年度貨幣製造計画」(令和元年5月10日改定)の枚数です。

製造されるのは年度単位なので、この計画で製造する硬貨は、

  • 平成31年4月、令和元年5月~令和2年3月の期間

製造されます。年銘は「平成31年」「令和元年」です。
どのタイミングで「令和」に変わるかはわかりませんが、流通が夏以降なら6月、7月くらいかしら?

それを考えると令和元年の年銘で少ないのは一円くらい。流通し始めると半年以上はあるので、そのうち自分の手元にくる可能性は高い気がします。

それでも確実の令和元年の年銘の硬貨が欲しい場合は、

  • 記念ミントセットを購入する
  • 天皇陛下即位記念コインを購入する
  • 令和元年に発行される記念コインを購入する
    (おすすめは東京オリパラ記念)

方法があります。

このうち「天皇陛下御即位記念貨幣」の購入方法は、造幣局から案内されます。
詳細は2019年7月10日(水)17時以降に公表、翌7月11日(木)から予約開始となっています。

令和の象徴の記念によいかもしれませんね。

 

スポンサー広告