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青魚の代表“イワシ缶”が人気上昇中!気になる栄養、料理法は?

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今年はサンマが豊漁ということで、食卓にのる機会も増えそうですが、青魚はちょっと苦手という女性や若者に“イワシ缶”が人気となっています。前からさんまの蒲焼は缶づめの定番としてありましたが、意外にもシェア1位のさば缶にせまる勢いでイワシ缶が人気上昇中。

調査会社によると2018年4~7月のイワシ缶販売額は前年同月に比べ47%増で、サバの49%とほぼ横並びになったとか。
それと前後して、水産物で有名な食品会社マルハニチロから「イワシの塩焼き」の缶づめが発売されました。缶づめといえばシーチキンやさば缶に代表されるように少し水っぽいイメージがあるので、どんな状態で缶づめにおさまっているのか興味深々です。

青魚の代表格イワシ缶とさば缶の栄養分の比較

近年、日本人の魚の消費は低下しているといいますが、扱いやすい魚の缶詰が大きくシェアを伸ばしているようです。それに伴いいろいろな種類の魚の缶詰が登場し、アレンジレシピなどの人気も高いです。

さば缶はもはや定番となりつつありますが、イワシ缶で料理となるとちょっとイメージがつきません。しかも栄養や食育のことを考えると「魚は新鮮なものがいい」ような気もするのですが、手軽さで魚の消費はできるとしても、実際の缶づめに加工されたイワシ缶やさば缶の栄養やメリットが気になります。

【イワシ缶とさば缶の栄養比較】

(日本標準成分表より)可食部100gあたり

カロリー kcal たんぱく質 g 脂質 g EPA DHA
イワシ生 169 19.2 9.2 780 870
イワシ焼き 196 25.3 9.4 790 980
イワシ水煮缶 188 20.7 10.6 1200 1200
さば生 247 20.6 16.8 690 970
さば焼き 309 22.6 22.6 930 1400
さば水煮缶 190 20.9 10.7 930 1300

カロリーとEPA、DHAはどちらのイワシ缶(水煮)とサバ缶(水煮)では大きな差はありません。

EPAとDHAとは?

どちらも魚の脂に含まれる栄養素でイワシやサバなどのいわゆる脂ののった青魚に豊富に含まれています。EPAは血液をサラサラにする効果があり、DHAは脳や網膜に多い栄養素です。EPAは特にに成人の健康に必要で、DHAは成長期の子供に特に必要な栄養素といえます。どちらもからだの中でつくることができない栄養素なので、食べることで摂取するしかありません。

イワシ缶と生のイワシの栄養に差はあるのか?

イワシのような魚はいわゆる“青魚”といって、DHAやEPAという栄養が豊富なことでも知られています。これらの栄養は主に青魚の脂からしかとれないため、積極的に食べることがすすめられています。でも青魚は調理するのが苦手という人の多いと思います。かといって毎回、焼き魚や刺身だけという調理法も飽きるし。なにより生の魚を調理するのは難しいです。

そこで缶づめの出番になるわけですが、どうも加工されたものだと栄養が抜けているんじゃないか?と疑ってしまします。下は、生のイワシと缶づめのイワシの栄養成分の量を比較したものです。

【イワシの状態による栄養の比較】

(日本標準成分表より)可食部100gあたり

カロリー kcal たんぱく質 g 脂質 g EPA DHA
イワシ 169 19.2 9.2 780 870
イワシ焼き 196 25.3 9.4 790 980
イワシ水煮缶 188 20.7 10.6 1200 1200
イワシ味付缶 212 20.4 11.9 1400 1200
イワシ油漬缶 359 20.3 30.7 850 810

その差は大きくはありませんが、生より缶づめの水煮がDHAやEPAの含有量が多くなっています。この水煮の場合身だけでなく浸っていた水も一緒に食べることがポイントということです。

缶づめもいろいろに加工されているので、使い方や好みに応じて使い分けると便利ですね。
以下は、水産加工物の2大メーカーのアレンジレシピです。DHAやEPAの摂取量もわかるようになっていて便利です。簡単にできるものばかりですのでお役立ちですよ。

マルハニチロ >>> 簡単レシピ

ニッスイ >>> お魚メニュー

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