酒粕は美容と健康に良いものとして注目されています。
そのことから粕漬けや甘酒の原料になったりと、料理でうまく取り入れられるように工夫されている食べ物です。
日本酒を作る時に出る搾りカスが酒粕なのですが、効果や効能が色々あり、食べ続けることで嬉しい変化も期待できます。
しかし酒粕を買ってみたけど使い道や食べ方が、思ったほど多くないと、使い切れずに冷蔵庫に眠らせてしまった経験がある方もいるのでは?
そこで普段の食事の一品としてだけでなく、ちょい足し調味料として酒粕の食べ方を知れば普段の食生活に幅がでてきます。
酒粕を使わないで冷蔵庫で眠らせてしまうのはとても勿体ないことなのです。そこで、酒粕が持つ効果や効能を知り、効果的な食べ方を紹介します。
酒粕を食べ続けることで美容と健康に嬉しい効果を引き出しやすくする身体づくりを目指しましょう。
美肌やダイエットにもいい酒粕を食べる効果と効能
酒粕の効果や効能には色々ありますが、代表的な効果や効能を挙げていくと「健康な骨づくりをサポートする」「ウイルス感染の予防」「疲労を軽減する」「糖尿病、高血圧、脳梗塞、ガン、骨粗しょう症など病気予防」「コレステロール値を減らす」「アレルギー体質の改善」「ダイエット」「美肌」といったさまざまな効果や効能があります。
酒粕には健康な骨、血液、皮膚、毛根をつくるビタミンB2とたんぱく質を含んでいて、美容と健康に役立ちます。
たんぱく質は免疫細胞を作るのをサポートし、さらにパントテン酸、葉酸がたんぱく質を作るのを促進させるので免疫細胞が作られ活発に活動してくれ、体内に細菌やウィルスが入っても退治してくれるので風邪やインフルエンザ予防に役立ちます。
ガン細胞を殺す細胞を活性化させることでガンの予防、骨を壊してしまう物質の働きを阻止し骨粗しょう症の予防にも役立ちます。
たんぱく質を作るのを促進してくれる成分が含まれているので糖尿病の予防にピッタリで、血圧を挙げる酵素の働きを邪魔するペプチドによって高血圧の予防に、血液をサラサラにする成分や酵母が血管を柔らかくして脳梗塞の予防が期待できます。
また疲れを軽減してくれるビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸が精神状態を安定させたり、疲労回復に働きかけてくれます。
酒粕には悪玉コレステロールを減らしコレステロール値の正常化が期待、花粉症やアトピーなどアレルギー症状の緩和に役立つカテプシンBの働きを抑えてアレルギー緩和にも役立ちます。
代謝を高めるたんぱく質、コレステロールを吸収して排出するレジスタントプロテイン、酵素、食物繊維の働きで太りにくい体質へと導きダイエット効果が期待できます。
特に美容に良い成分として有名なセラミド、アルブチン、リノール酸、プロリンがシミやそばかすの原因となる酵素の働きを阻害し、コラーゲンを作ることで美しい肌へと導く効果が期待できます。
酒粕を食べ続けた驚きの効果とは?
酒粕にはさまざまな効果や効能があることを紹介しましたが、これらを活かすには食べ方にポイントがあります。効果や効能を最大限に活かすには、
- 加熱しないこと
- 大豆製品と一緒に食べること
- 夜に食べること です。
毎日食べ続けられるおススメメニューとして納豆と酒粕を混ぜるだけのお手軽なものなら夕食のお供として続けやすいでしょう。
酒粕に豆腐、味噌、砂糖、すりごま、茹でた野菜を混ぜただけの白和えもおかずとしておススメです。
酒粕は味噌とも相性がいいので、粕汁やみそ汁に少々隠し味として加えれば毎日食べることができます。
酒粕を入れるだけ、他の材料と混ぜるだけというお手軽に出来るメニューを知り、それを毎日続けることで、特に大豆製品を一緒に食べ続けると、大豆製品の美容や健康効果との相乗効果で美容と健康に嬉しい効果をより引き出しやすくします。
また夜食べて腸内環境を整える「酒粕ヨーグルト」も最強の組み合わせです。どちらも発酵食品なので、相乗効果が期待できます。食べる時はヨーグルトは水切りしたものに、酒粕1:ヨーグルト2の割合で混ぜます。
これでクリームチーズのような触感になり、パンや野菜と一緒に食べると濃厚な味わいがします。またこのチーズのような状態でカレーに入れると、まろやかさとコクが出ておいしいです。
酒粕を毎日摂取するのが大切なのですが、1日の目安量は50gとすることです。
毎日摂り過ぎるとカロリーやアルコール過多につながってしまうからです。酒粕の1日の目安量を守ること毎日続ければ、便秘解消や美肌効果を実感できたり、3週間食べ続けた結果コレステロール値の減少が見られたという効果も発表されています。
食べ続けてすぐに効果が出るわけではありませんが、最低でも3週間少なくても1カ月は食べ続けていけば徐々に嬉しい変化を感じられるようになります。
酒粕の効果についてのまとめ
酒粕は美容と健康に良いことを知っていましたが、それをどうやって活用していけばよいのかに悩む方は多いです。
納豆に入れたり、野菜と豆腐と混ぜて白和えにしたりすれば簡単に酒粕メニューができます。また酒粕ヨーグルトは簡単、手間なしなので毎日食べ続けやすい一品としておススメです。
効果や効能が実感できるようになるまでには3週間から1カ月くらいは食べ続ける必要があり、毎日継続して酒粕を摂っていくことが重要です。
継続は力なりで、続けることで嬉しい変化も期待できるでしょう。