「女性を専門に診療する『女性外来』のパイオニア、内科医・天野惠子~」をテーマとするNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」が8月27日火曜午後10時30分から NHK総合テレビで放送されます。
番組は静風荘病院 女性内科・循環器特別顧問の天野惠子内科医を取材し、女性たちを救う「患者を識(し)る」流儀を探る内容です。
NHKドキュメンタリー – プロフェッショナル 仕事の流儀「内科医・天野惠子」 https://t.co/3EgpLm0YVl
— ろくろ (@kubinagarokuro) August 20, 2019
目次
「性差医療」の重要性
内科医の天野惠子は日本における性差医療のスペシャリストです。
「性差医療」の重要性 について、天野医師が務める静風荘病院(埼玉県新座市)は次のように説明しています。
性差医療の重要性は「同じ病気であっても、女性と男性との間には、症状、治療方法などにおいて大きな違いが生じるケースが多々あります。
このような観点から、「性差医療」の重要性は近年高まっています。
担当の天野医師は循環器を専門としておりますが、更年期をめぐる諸症状、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の診療も行っております。
治療にあたっては薬物療法だけでなく、和温療法や東洋医学的な幅広い視点で患者様と向き合う診療となります。」
プロフェッショナル 仕事の流儀「内科医・天野惠子」 – NHK 「女性外来」のパイオニア、内科医・天野惠子。女性特有の病気に向き合い続ける不屈の医師に密着。原因不明の病「慢性疲労症候群」に挑み続ける天野の覚悟とは。 https://t.co/hQlQ8mdcKo
— UGO_UGO93 (@sisyamo5555511) August 21, 2019
男性中心の医療では見逃す疾病がある
天野惠子医師のもとには、男性中心の医療では見逃されてきた微小血管狭心症や線維筋痛症、更年期障害、月経困難症などの疾患に苦しむ女性たちが全国から訪れます。
診療は予約前に症状について長い経歴を書いてFAXで送ることから始まり、初診は30分以上かけて丁寧に診ます。
症状は問わず、最後まで責任をもって治療に当たるのです。
治療は西洋医学と東洋医学(漢方)の長所を取り入れ、信頼できるネットワークを駆使して行うことにしています。
慢性疲労症候群の診療にも取り組んでいます。
「どんな病気でもそうですけど、教科書に載らないとなかなか一般のお医者さんが、この病気を認知することは無理なんですよね。病院に行って検査をしても『何でもない、気のせいでしょう、もうちょっと様子をみましょう』となります」(清風荘病院 天野惠子さん) pic.twitter.com/Ltt5L6LQDv
— seki_yo (@seki_yo) April 14, 2019
天野惠子医師のプロフィール
1967年 東京大学卒業
1967年 インターン東京大学医学部付属病院
1968年 内科レジデントNew York Infirmary(米国)
1970年 循環器フェロー Royal Victoria Hospital(カナダ)
1974年 東京大学第二内科
1988年 東京大学保健センター講師
1994年 東京水産大学保健管理センター教授・所長
1996年 東京大学医学部非常勤講師
2002年 千葉県衛生研究所所長 兼 千葉県立東金病院副院長
2004年 鹿児島大学医学部非常勤講師
2005年 秋田大学医学部客員教授
2009年 静風荘病院特別顧問
2011年 千葉大学大学院薬学研究院客員教授
現在に至る
天野惠子医師の特別診療の予約
天野惠子医師の女性内科・女性外来の診療を希望する場合は次の手続きが必要です。
静風荘病院での天野惠子医師の診療は完全予約制となっております。
予約方法はFaxか郵送で「診療申込用健康相談記録」または「女性外来受診連絡票」を静風荘病院(〒352-0023 埼玉県新座市堀ノ内1-9-28 、FAX: 048-477-7010)へ送り、病院の担当者からの予約確認の連絡を待つかたちになります。
「診療申込用健康相談記録」と「女性外来受診連絡票」のPDFはここでダウンロードできます:
https://seifuso.or.jp/department/woman/
特別診療の診療時間、料金等
天野惠子医師の特別診療 に関する時間、料金や保険適用の詳細は次の通りです。
1.「特別診療」は保険適用外(自由診療)です。
各種健康保険は使えません。
2.診療時間は、おおむね30分~1時間程度です。
3.料金は、30,000円となります。
上記2の診療時間を延長した場合でも、追加料金は発生しません。
https://twitter.com/croissant_mag/status/1027555217716461568
「異常が見つからず、治療法がわからない」と言われ、絶望の中にある女性たちを救う天野惠子医師は病に苦しんでいる多くの女性の強い味方ですね。
このように「性差医療」を進める医師と病院が増えることを祈ります。