その日の気温や湿度を毎日チェックしていますか? 気温は、どんな服装が最適か判断する材料になるので気にかけている人は多いでしょう。
しかし、その反面、湿度を毎日気にしている人は少ないのではないでしょうか。 湿度を一定に保つための方法として一般的なのは加湿器の利用です。加湿器は特に冬場に需要があり、安い物から高い物まで様々な価格帯で気化式やスチーム式など種類も豊富に販売されています。
多くの人は乾燥の気になる冬にだけ加湿器を使用しているようですが、他の季節の時には必要がないのでしょうか?湿度は毎日気にかけるべきなのか。また、気に掛けるにしても何に気をつければいいのか。 加湿器の必要性と使用の目安や時期を紹介していきたいと思います。
加湿器が必要な時期はいつ?加湿器の効果と必要性
乾燥の対策として一般的な加湿器ですが、加湿器を使用することによって乾燥は改善されるのか。 また加湿器の効果と必要性や加湿器を使用する時期について触れていきたいと思います。
人が快適に過ごすのに適している湿度は40%~60%です。気温が低くなると空気中に含まれる水蒸気の量が減り、さらに気温が低くなると暖房器具などで室内を温めるため必然的に冬は乾燥しやすくなります。
気温が20度を下回る10月中旬から11月ごろから空気が乾燥し始めるので加湿器を使用し始める目安となります。
体感では湿度を感じづらいので温度計と一緒に湿度計も室内にあると便利でしょう。 空気が乾燥する時期に流行るのがインフルエンザなどの風邪です。インフルエンザなどのウイルスは空気が乾燥していると飛散しやすくなります。
また喉が乾燥していると、ウイルスを除去する線毛の動きが鈍くなってしまうので体内にウイルスが侵入しやすくなってしまいます。 体内にウイルスが侵入するのを防ぐためにも冬に加湿器を使用する必要性が出てくるのです。
加湿器を使用することで、本当に湿度を保つことができるか疑わしく思っている人もいるかもしれませんが、ないよりも断然あったほうが室内の乾燥を防いでくれます。
加湿力だけで選ぶのであればスチーム式が1番保湿力のある加湿器と言えます。 加湿器が必要なくなるのは気温が20度を上回るころなので、気温が安定する4月ごろが加湿器をしまう時期と考えていいでしょう。
カビが心配、加湿器が必要な湿度の目安は?
カビ加湿器を使用することで室内にカビが発生してしまうのではないかと心配する人もいると思います。
先ほど記載した通り、人が快適に過ごすことのできる湿度は40%~60%です。室内にカビが発生する湿度は60%です。加湿器を使用するだけで室内にカビが生えてしまう可能性は低いと言えるでしょう。
しかし、部屋を1日中締め切っているとカビができやすい環境になってしまいます。 窓に結露などついてしまうと、あっという間にカビの温床となってしまうので寒さで億劫でも部屋の換気を行ってください。 冬でも天気のいい日なら、正午から午後2時くらいまで比較的空気が温かいので換気しやすい時間帯です。
室内のカビは換気をするだけで防ぐことができますが忘れていけないのは加湿器自体のカビです。加湿器には直接水を長時間入れておくため、タンク内や本体が汚れやすくなってしまいます。
面倒でもタンク内の水は毎日すすぎ洗いをし、綺麗な水をいれる必要があります。できれば本体に溜まっている水も毎日排出したほうがいいでしょう。 せっかく室内を加湿していても使用している加湿器や水が汚れていては、かえって悪影響です。
冬場に室内の乾燥を防ぐために加湿器は必要不可欠です。 毎日のちょっとしたお手入れや、月に数回の本体の掃除をするだけで加湿器は綺麗に使用することができます。面倒くさがらず、お手入れを行い加湿器をきれいに使用しましょう。
加湿器の必要性のまとめ
加湿器の必要性や使用の目安をわかっていただけましたか? 加湿器は毎日のお手入れが必要など面倒な部分もありますが、冬場の乾燥した空気では、ウイルスが体内に侵入しやすくなってしまいます。
家族の健康を守るためにも加湿器は活用したほうがいいでしょう。加湿器は冬場の密閉された屋内の乾燥してしまった湿度をあげるための必須アイテムです。