3月14日木曜午後10時からテレビ東京系で放送される「カンブリア宮殿」では、村上龍と小池栄子は、あの『博多華味鳥』ブランドで有名なトリゼンフーズ株式会社の河津善博(かわつよしひろ)代表取締役会長を迎えます。
座右の銘は父で創業者の河津善陽(かわつよしはる)名誉会長から習った言葉、「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」だそうです。
その意味は?
ほーーーーーーんっとに美味しい♪博多華味鳥のもつ鍋スープ♪ご家族で食べて、身も心もほっこり温まりませんか??商品詳細はこちらからhttps://t.co/j6in9JyyiR pic.twitter.com/BTaPSi10si
— コムロード通販【公式】アプライドグループ (@comroad2017) March 6, 2019
「不屈不撓(ふくつふとう)」の創業者
美味しい水たきを日本中どこでも食べられるようになったのは『博多華味鳥』のおかげです。
そのように絶賛するファンが多い全国に店舗と通販商品を提供するトリゼンフーズ株式会社の前身は、戦前、河津善博会長の祖父の小さな饅頭店でした。
昭和4年の大不況、世界大戦などの様々な困難を乗り越えて昭和24年(1949年)吉塚市場にて鶏肉を扱う会社が創業します。
その後、河津善陽、現名誉会長は昭和40年(1965年)に有限会社とり善を設立し、昭和62年(1987年)には、現在の株式会社トリゼンを福岡市博多区千代に設立することとなります。
【第85弾】九州・博多の郷土料理『華味鳥の水たきセット』フォロワーの皆様の中から抽選で毎月5名様にプレゼント!九州を代表する銘柄鳥として知られる〝華味鳥〟をご家庭で堪能いただけるセットです! #華味鳥
※詳細はこちらから➡https://t.co/qqzhKSoUHj https://t.co/CXMh8HZTnS pic.twitter.com/DYat1mL7qI— 百貨店友の会 (@info_tomonokai) March 5, 2019
創業者の「不屈不撓(ふくつふとう)」の精神を貫いた感動的な物語はホームページに掲載の動画「トリゼンフーズ株式会社 (名誉)会長 河津善陽 八十八年の軌跡」で見ることが出来ます。
約13分のドキュメンタリーですが、時間があるとき是非ご覧になって観て下さい。
https://www.torizenfoods.jp/know/
「後継ぎ」の入社に抵抗
河津善博会長は1954年、福岡に生まれました。
ミッション系の西南学院高等学校を卒業したら、父善陽が営んでいる鶏肉の小売店に入って後を継ぐ意思がありました。
普通ですと、息子が家業を継ぎたいと言ってもらえば大喜びするはずの親が、なぜか猛反対するのです。
反対した訳は、父親はこの店を自分一代限りと決めていたそうです。
店自体は市場で細々と営業しながらも、繁盛し儲かっていましたが、それ以上大きくしていく気は全くなかったようです。
食肉の小売とは、販売は従業員に任せ、オーナーは仕入れに走りまわることが常でした。
その繰り返しで、決して息子が継いでまでやるような仕事とは考えていなかったそうです。
しかし、息子の善博少年にも自分の考えと決意があり、結局は有限会社とり善に入社することとなります。
苦労も多かったのですが、後継ぎは立派に店を大企業に育て、今は日本全国から世界へとその評判を広げている優良「食」の企業となりました。
「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」の意味
この言葉の出典は『淮南子』(えなんじ/わいなんし、BC179年–BC122年に中国で編纂させた思想書)です。
意味は、人生/世間の幸・不幸は予測しがたく、幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらないとのたとえです。
故事ことわざ辞典によりますと、その言葉の由来は:
昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。
人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという故事に基づく。
単に「塞翁が馬」ともいう。
人間は「じんかん」とも読み、「人類」ではなく「世間」を意味する。
-とあります。
河津会長のシャンソン好きは有名
トリゼンフーズ公式ホームページに以前、社長時代に掲載された「新着情報」サイトに:
「弊社代表の河津善博、アマチュアシャンソンコンクール全国大会に出場」と題された記事がありました。
「憧れの全国大会に向けて
昨年12月に放送されたテレビ番組「おじゃマップ」でも、その美声を披露していた弊社代表、河津善博。アマチュア シャンソン コンクールの九州大会を勝ち抜き、ついに全国大会へ出場が決定いたしました。
実はシャンソンをはじめたのは5年前。それにも関わらず全国大会への出場を果たせたのは、昔から民謡や詩吟などで喉を鍛えてきたおかげかも?とのこと。最近はジャズにもチャレンジしているそうです。
社長、頑張ってきてください!」とありました。
会社公認のシャンソンマニアなのですね。
また、歌って美味しい料理が食べられる店として、中州の入り口の一等地に『グランドペプチード』という店を開業し、さらに、ご自分のシャンソンのCDを何枚出しています。
https://twitter.com/kyushuwalker/status/796661370338951168
河津会長は、商売にもシャンソンにも100%で向かっているようです。
これからもますます多くの美味しい「食」を提供してもらえるように期待したいと思います。