5月2日木曜午後10時からテレビ東京系で放送される「カンブリア宮殿」では、【GWに行きたい!リピーター続出!無名テーマパークが仕掛けた逆転劇の秘密】がテーマとなっています。
番組内容は、「ふなばしアンデルセン公園」というローカルなテーマパークを日本だけではなく、アジアの「人気テーマパーク」の上位にランクインさせた細谷順子園長のサクセスストーリーです。
童話作家H.C.アンデルセンの故郷をイメージした公園
「ふなばしアンデルセン公園」は、ワンパク王国、メルヘンの丘、子ども美術館、自然体験、花の城の5つのゾーンからなる総合公園。まるで海外にいるような、とても素敵な場所なんです。#るるぶモールhttps://t.co/kMuPPoX9rQ pic.twitter.com/X8akBMM82z— るるぶ&more. (@rurubu_info) April 5, 2019
ふなばしアンデルセン公園
ふなばしアンデルセン公園(千葉県船橋市金堀町525番)とは船橋市の指定管理者として財団法人船橋市公園協会が管理・運営をしている総合公園です。
東京ドーム約8個分の広大な園内は、特色ある5つのゾーンから構成されています。
緑豊かな憩いの場として、船橋市民はもちろんですが、外国からも多くの人が訪れる人気のテーマパークです。
公園の母体は昭和62年(1987)に開園した「ワンパク王国」でした。
平成元年(1989)、船橋市はデンマークのオーデンセ市と姉妹都市を結びました。
先月、日本とデンマークの外交関係150周年を記念して、ふなばしアンデルセン公園を訪れたデンマークのメアリー皇太子妃。子ども達がデンマークの国旗でお出迎えしてくれました。ありがとう!#JPDK150 pic.twitter.com/TRooS6pGU9
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 17, 2017
姉妹都市の締結を機会に童話の世界が広がる「メルヘンの丘」などを整備し、平成8年(1996)に、オーデンセ市出身の童話作家「アンデルセン」にちなみ、世界で唯一「アンデルセン」の名を冠した公園となっています。
公園のコンセプトはアンデルセン童話の世界観をそのままに体現した施設をめざしています。
園内の建築物はほとんどが1800年代のオーデンセ市の街並みをモチーフに本物の素材を使って忠実に再現されています。
その結果、アンデルセン作品の普及に功績があった団体として評価され、オーデンセ市より「H.C.アンデルセン賞」を受賞しました。
細谷順子が園長に就任
細谷順子園長(ほそや・じゅんこ、昭和31年(1956)生、佐倉市出身)は市職員だったのですが、平成20年(2008)春、ふなばしアンデルセン公園への人事異動が内示され、女性初の園長に抜擢されました。
その時のことを細谷園長は振り返ります。
「驚きました。
施設のことはなにも知らない。
不安でした。
未知の世界に飛び込む勇気がなかった。
1週間かけて気持ちを切り替えた。
女性が管理職として活躍できる職場を増やすため、自分がレールを引こう。」 と決心したそうです。
園長の花壇構想
園長に就任した細谷さんは、のちのちの公園の大成功を生むアイディアを思いつきました。
「園内を回って、どうすればいいのか、女性目線で考えました。
構想が浮かんだ。
たくさんの花が咲く公園にしたい」と方針が決まりました。
「アンデルセン」っていえば、船橋市の『ふなばしアンデルセン公園』は行ったことある??1800年代のデンマークの風景を再現してて、シンボルの「風車」もその頃に建設されたものをもとに、デンマークの職人が組み立てたんだって!春休みに行ってみてね♪https://t.co/N3iOcmpkDF pic.twitter.com/cv2DN0nPqY
— チーバくん (@chi_bakun_chiba) April 2, 2019
しかし、予算がない中、着目したのが企業による花壇の提供でした。
企業の協賛を得て花壇を増やしていくため、職員とともに多くの企業を訪問したそうです。
その結果、最初の1年で10数社が花壇設置に協賛しました。
その後は、協賛企業は増え、今では30社を超すほどになりました。
今のように、多くの花壇が整備され、色鮮やかな公園に生まれ変わりました、
「デンマーク旅行気分」を提供
細谷園長は就任した平成20年の秋に、デンマークに飛び、直接オーデンセ市を訪れて、視察しました。
その時の経験をこのように述べています。
「絵本に出てくるような家が並んでいる。
色鮮やかなおとぎの国のような町です。
古い建築物を大切にしている。
貧しかったアンデルセンの質素な生家も見学することができました。」
遠く離れた日本とデンマークの都市がアンデルセンを通してつながっていることに感動し、細谷園長はオーデンセ市民から温かく歓迎されました。
その後、公園はデンマークとの交流を積極的に進めるため、職員を現地に派遣し、建築物や花壇、料理、美術などを学び、船橋に持ち帰るようにしました。
園長の目標は、公園に足を踏み入れると、“デンマーク旅行気分”を味わえるようにしたかったそうです。
-BALLOON-の撮影場所はふなばしアンデルセン公園でございます。
聖地巡礼的に行くのもバリOKですが、
カメラやってる方は撮りに行くだけでも素敵な場所となっております。#WEBER #BALLOON pic.twitter.com/yIb65sA9Y7— 金目鯛なおこむ (@24kawanao) May 18, 2017
この成果の結果、ふなばしアンデルセン公園は、世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「日本の人気テーマパーク」で、4位のUSJをおさえ、東京ディズニーランド&シーに次ぐ堂々の3位にランクインされました。
また「アジアの人気テーマパーク」でも10位に評価されています。
ふなばしアンデルセン公園の場所
〒274-0054 千葉県船橋市金堀町525番
TEL.047-457-6627
アクセスMAPはここ:
https://www.park-funabashi.or.jp/and/access.htm
ふなばしアンデルセン公園の入園料金
通 常 入 園 料 → 前 売 り 入 園 券
- 大 人 900円 → 810円(税込)
- 高校生 600円 → 540円(税込)
- 小・中学生 200円 → 180円(税込)
- 未就学児(4歳~)100円 → 90円(税込)
前売り割引券もあるし、この長いゴールデンウィークに家族で是非行きたいテーマパークですね。