冬の食べ物といえばみかんですよね。みかんはビタミンCを豊富に含み風邪の予防になります。またみかんの皮も利用できて重宝する食べ物です。今はみかんの種類も多く食べやすい、糖度の高いみかんがいろいろあります。手軽に食べられるフルーツとしてついつい食べ過ぎてしまうことも、、。
みかんはビタミンCを豊富に含み、筋には繊維がたっぷり含まれ、かぜに効くという効能があり罪悪感なく食べてしまいがちですが、逆に太るといわれることもあります。その真相と太らないみかんの食べ方について詳しくみていきます。
カロリーでは分からないみかんが太るといわれる原因とは
みかんは太る食べ物なのでしょうか?みかん1個当たりのカロリーは35~40キロカロリー前後と言われています。他の果物に比べて比較的低い数となります。糖質をたっぷりと含むバナナは約80キロカロリー。この事から考えるとみかんは比較的カロリーの低い果物と言えるでしょう。
しかし、やはりみかんといえども野菜に比べると糖分を含んでいます。同じキロカロリーでも糖分を多く含んでいる果物とそうでない野菜ではやはり「太る」ということに関しては大きな違いがでてきます。
またカロリーはエネルギーの単位なのでカロリー=糖質ではありません。カロリー0と表記されているものでも糖質は入っています。それと同じことでカロリーの低いみかん=糖質が低いということではないことを理解しましょう。
しかも果物に含まれる糖質は“果糖”といって、腸で吸収されやすい糖分です。確かに他の果物よりはカロリーが少なく糖質も低いですが、それだけ量を食べてしまえば果糖の量が増えることになりますよね。みかんが太るといわている原因はここにあります。
手軽に皮をむいて食べることができるみかんを1日に何個も食べるということは、“果糖”を大量に取ることと同じです。これはみかんだけに当てはまるだけでなくすべての食べ物にあてはまることです。どんどん果糖が吸収されて、その分消費しなければ“太る”というのは当然のことです。
特にみかんは大抵夕ご飯を食べた後、こたつでテレビを見ながらというのが定番になっています。これでは消費することができなくて、糖質だけ蓄積されてしまします。“みかんは太る”というのはこのような食べ方への戒めと受取れます。
おすすめは朝!みかんが太るから健康みかんの食べ方
通常果物というのは朝に摂取するのがいいと言われますが、その理由は糖質は朝に摂取すると、昼間の行動で消化されるからです。みかん、キウィ、バナナはカットしてヨーグルトをかけて朝食に出される場合が多いです。
ヨーグルトはたんぱく質を含み、発酵食品でもあるため果物と一緒に食べると代謝がよくなる健康的な食べ方です。さらに果物の甘みでヨーグルトの糖分も抑えるようにすればより摂取する糖質を低く抑えられます。朝食で食べる果物の糖分はその日のうちに消化されるので太る原因になることはありません。
オレンジジュースの変わりにみかんを食べるのもおすすめです。ジュースはどうしても糖分が添加されているものが多いため、フレッシュなみかんそのままのほうが、糖質は少なくなります。
それでもみかん好きはもっと食べたい!と思うかもしれません。みかんの1日の食べる目安としては“3個”と覚えておきましょう。それは果物の1日の奨励摂取量は200gとされていて、みかんの普通サイズの可食部はおよそ70g。それを考えると3個で十分です。
またみかんはβカロテンを含むため、食べ過ぎは皮膚が黄色くなる柑皮症になることもあります。
何事も適度がいちばんです。冬が旬のみかんは適度な量でおいしく健康的に食べましょう。みかんはビタミンCを豊富に含み美容にも健康にも良い食べ物です。1日1個が摂取したいものですね。
「みかんは太る」と言われることに関するまとめ
みかんを「みかんは太る」という疑問は解決できたのでしょうか?食べる時間と食べる量を考えればミカンは決して私達にデメリットを与える食べ物ではありません。むしろ風邪や肌の乾燥を防ぐ冬の私達にとって有益でおいしい食べ物です。
みかんは太る果物ではありません。太る原因を作るのは食べ方と時間ということを理解しておいしくいただきましょう。