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バレンタインデーのみならず、最近は一年中高級チョコレートを店頭や広告で目にします。
値段を見ますと、桁を間違えるほど高価な商品も多いようです。
この高級感漂うチョコレートの語源は、当然、オシャレな響きのフランス語「ショコラ」ですよね。そうだと、私も最近まで疑いもしませんでした。
実は、チョコレートの語源は欧州人がカカオを知る数百年前から、カカオ豆を栽培し調理していたアメリカ先住民のアズテックAztec族の言語、ナフアトルNahuatl語の言葉に存在していました。
その単語は「xocolatl」と言い、「xocolatl」とは、cacao beansを挽いて作る醗酵飲料で、宗教儀式で飲まれていたそうです。
もう一つNahuatl語の言葉を紹介します。チョコレートと違って、これはアメリカ先住民の言葉から生まれた名前だと容易に納得できると思います。
それは北米の荒野に似合う動物、コヨーテcoyoteのことです。
オオカミより小型で頭胴長75-101cm、尾長30-40cm、体高60cm以内、体重9-20kg(平均14kg)ほどで、大型犬よりは小さい動物。
Nahuatl語ではcoyotlで、ほとんどそのままコヨーテという英語になりました。
出自はアメリカの先住民の言葉でも、巡り巡って変化した意味で英語になる単語もあれば、コヨーテのように、ほとんど意味も発音も変わらないまま、英語として親しまれている言葉もあります。
語源を探ってみると、いろいろな発見があるので、また面白そうな言葉を探してみたいと思います。
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