最近、「チーズティー」っていう言葉を耳にする機会が増えました。チーズとお茶って、あまり合いそうにない組み合わせですが、実際にはどのような飲み物なのでしょうか?
そもそも、どこで生まれた飲み物で、どうしてこんなに、はやっているのか、その謎について調べてみました。
チーズティーの発祥と変化
チーズティーが生れたのは台湾。屋台で提供されていたらしいです。
2010年くらいにはあったようですが、またたく間に中国、シンガポール、マレーシア、香港に広まり、今では、アメリカや日本にも広がっています。
爆発で気に世界に広めたのが中国系のチェーン店なので、チーズティーは中国語で芝士茶(zhī shì chá)と書くんですって。芝士って、中国語でチーズの意味でよね。また、「芝士」は「起司」とも書きますので、起司茶と表現しているところもあります。
今ではおしゃれにアレンジされているチーズティーですが、台湾屋台で提供されていた時は、お茶の上からチーズパウダーを振りかけた、ホントに「お茶にチーズ」みたいな飲み物だったと言われています。
それをニュージーランド産のチーズとクリームにして売り出したのが、現在、HEYTEAチェーンのCEOを務めるNie Yunchenです。
その後彼は、お茶の上にチーズパウダーではなく、ホイップしたチーズクリームを載せることを思いつき、現在のチーズティーの原型を作りました。
このHEYTEA、昔は江門に1軒だけで違う名前で営業していましたが、いまでは、ブランド変更し、全国12都市に69店舗を展開、ブランチごとに2,000〜3,000カップを毎日販売するまでになっています。
また、この中国でのチーズティーにインスパイアされて、それをアメリカでも提供しているのが、ニューヨークの「Happy Lemon」、ロサンゼルスの「Little Fluffy Head Cafe」です。
インスタグラムをみると非常におしゃれですね。
チーズティーってどんな飲み物なの?
現在のチーズティーは、どんなものなのでしょう?
先ほど出てきたHEYTEAを例にすると、ベースのお茶は、抹茶、ウーロン茶、ジャスミン茶、紅茶から選べ、その上に、甘みと塩気を足したホイップクリームとチーズを、まるでカフェ・マッキャートのように載せます。
こんな感じ。
動画でみると
が分かりやすいのではないでしょうか。
紅茶にプロセスチーズが載ったような飲み物を想像する人もいますが、実際には、お茶の上に溶かしたクリームチーズが載っており、チーズにはホイップクリーム、ミルク、
そして、甘くて風味の良い味を与えるために少し塩分が入っているので、「チーズの味は本当に微妙」らしいですよ。
飲んだ人に話を聞くと「さわやかな抹茶シェイクのようだ」と表現する人もいます。
チーズティーがここまで流行するのは、そのユニークな取り合わせ以外に、「インスタ映え」するという理由もあります。
多くの人がInstagramにアップしているように、チーズティーを飲んだ人の口には、一様に真っ白い口髭がついていて、それが、キュートでかわいいということから、インスタにアップする人も多いんです。
チーズティーの作り方・レシピ
なかなか身近に購入できるところもないので、自宅でも簡単にできるチーズティーの作り方を教えちゃいます。
上でご紹介した動画にも作る工程は出てくるので、参考にしてみてね。
電動の泡だて器などがあると便利ですが、なくても出来ちゃいます。
それでは早速やってみましょう。
【チーズ部分の材料】
ミルク1カップ
クリームチーズ60g
クリームチーズパウダー60g
ホイップクリーム1/3カップ
コンデンスミルク 2と 1/2大さじ1
海塩またはヒマラヤピンクソルト 1つまみ
工程1)上に載せるチーズクリームを作る
まず、チーズを準備します。 大きなボウルにミルク、クリームチーズ、クリームチーズパウダーを入れて、ブレンダー (またはフォーク)で完全に均一になるまで混ぜます。
そうしたら、これににコンデンスミルク、ホイップクリーム、および塩を加え、泡状の角が立つまで混ぜます。
工程2)チーズを冷やす
チーズの泡をラップで覆い、冷蔵庫で少なくとも2時間冷やします。
工程3)お茶を用意する
チーズが冷えている間に、お茶を作りましょう。ポットで水を沸騰させ、お茶をつくります。砂糖を加えたり、冷やしたり、好みのお茶を作ってください。
工程4)合体!
高めのグラスを用意し、3/4くらいまでお茶を注ぎます。その上から作ったチーズクリームを載せましょう。