5月21日(火)にテレビ東京で夜10:00放映予定の「ガイアの夜明け」【”激震”ライザップ 復活の道】の副題は「独占密着ドキュメント 復活なるのか?苦境のライザップ」とあります。
番組が投げかける質問は続きます。
「ライザップに何があったのか?
ライザップといえば減量に成功したタレントを起用したテレビCMの印象が強いが、実は様々な業種の企業80社を傘下においており、今回の赤字転落は企業買収を繰り返し、肥大化した構造に問題があると言われている。
だが瀬戸健社長(41歳)は、“ライザップのストーリーは終わらない”と再生を掲げる。
一体、ライザップはどのように復活を果たそうとしているのか?
これまで好調だった業績が一転、赤字に転落。
苦境に立たされた企業はどのように復活の道筋をつけるのか?
再生の光を見いだすことができるのか?」
以上の質問の答えを求めて、改革に取り組む瀬戸社長を密着取材した番組となっています。
赤字転落のライザップを「ガイアの夜明け」が特集、復活への道筋を独占取材https://t.co/r0NSDR2RXs pic.twitter.com/V1kJRyOUhS
— FASHIONSNAP.COM (@fashionsnap) May 17, 2019
瀬戸社長がダイエットにこだわる理由
瀬戸健(せと・たけし、1978年5月1日 – )RIZAPグループ創業者は、福岡県北九州市でパン屋を営む家庭に生まれ、北筑高校を卒業します。
話によりますと、高校三年生のとき、身長152㎝で体重70㎏だったガールフレンドのダイエットを手伝って、見事20㎏以上の減量に成功したそうです。
スリムになったおかげで、彼女の美貌が目立つようになり、ある大学生に「奪われて」しまったそうです。
これが後の「RIZAP」設立の原動力になったと想像してしまいますが…。
その後、瀬戸さんは猛勉強して合格した明治大学商学部を2003年に中退し、24歳のときに健康食品「豆乳クッキーダイエット」の通信販売を中心に、健康コーポレーション株式会社を起業します。
ここから事業家としての瀬戸さんの人生が始まるのでした。
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ライザップのM&Aで急成長
「豆乳クッキーダイエット」の次は美顔器「エステナード」をヒットさせ、事業家としての成功者となります。
そこで、よいよ、2011年に、今や日常的な言葉となった「ライザップ」の事業を展開しはじめます。
禁煙して太ってしまった瀬戸健さん自身が専属トレーナーの指導を受けてダイエットに成功した体験をヒントに、自信を持って新業種の部門を立ち上げました。
2016年7月1日に、健康コーポレーション株式会社からRIZAPグループ株式会社に社名変更しました。
今は有名となりましたRIZAPグループのM&Aでの企業買収を積極的に進め、6期連続増収を記録しました。
2018年3月末の段階で625億円の収益をあげ、RIZAPグループ全体の総従業員数も7000人を超え、大企業となりました。
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ライザップの危機
このまま業績が伸びることを見込んで、2018年3月期では2020年度の売上高の目標を3000億円と発表していました。
しかし、2018年11月14日に、ライザップは、2019年3月期の業績見通しの大幅な下方修正を明らかにして、経済界を驚かせました。
営業損益は当初予想の230億円の黒字から、33億円の赤字に転落し。
大幅な下方修正を行うこととなりました。
この業績の悪化の主な原因として、ライザップはこの2、3年、急激な買収を重ね、2018年9月の時点でグループは85社にまで膨れ上がっていました。
しかし、ライザップのグループ入りした会社は、赤字体質を改善するのが困難な会社が多く含まれていて、その再建に手間取り、業績見通しの下方修正に追い込まれることになりました。
「買収した後に既存の事業を立て直したり、買収した事業ですでに再生したものをそこに移す形で再建を図ってきました。その再生のスピードよりも既存事業の落ち込みの方が速かった」
瀬戸社長「M&A、手段が目的になっていた」大幅下方修正のRIZAPグループ・瀬戸健氏に聞く https://t.co/zBz65eVnbL— たにやん (@t_taniyan) November 15, 2018
「半年でぜい肉落とし美ボディに」
今月の発表によりますと、RIZAPグループは2019年3月期で純損失193億円(前期は90億円の黒字)の赤字に転落するそうです。
しかし、瀬戸健社長兼最高経営責任者は「未来に向かって前進するために、この半年で在庫圧縮や店舗の閉鎖、踏み込んだ商品の評価損など損失を確定し、膿を出し切った。
20年3月期は当たり前だが、100%黒字化を実現する」と経営改善策について力強く語っています。
今期の計画によりますと、目標は20年3月期には営業利益32億円、純利益5億円に達することとなっています。
「膿は出し切った」ライザップ・瀬戸社長インタビュー 黒字転換へ本業注力https://t.co/MJuacOLVWW
→瀬戸健社長「(社内に)自分の意見を進める空気をつくってしまった」
→取締役会を6人体制に縮小、自身を除く役員は5人全員を社外に
→「だめなものはだめと、正しく意見を言っていただく」— 産経ニュース (@Sankei_news) May 17, 2019
テレビコマーシャルなどで馴染み深く、凄い勢いでいろいろな分野に拡大して行ったRIZAPブランドのV字回復が見ものになりそうです。