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ティファニー:ニューヨーク5番街の本店が全面改装のため閉店

ティファニー(TIFFANY)と聞いて無関心な女性は世界中、まずいないと思います。
また、男性(年配者?)でも、「ティファニーで朝食を」のティファニーか、とその名前には聞き覚えがあるでしょう。

世界が知っているあの映画に出て来るビル

ティファニー(TIFFANY & CO.)は、1961年の映画「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)」の舞台にもなったニューヨーク・マンハッタン5番街の10階建ての本店を全面改装すると発表しました。
改装期間は2019年2月開始で2021年後半に完了する予定だそうです。
改装の間、ティファニーは同店隣のビル(東57丁目6番地)に店舗機能を移転させて、営業を続けるとのことです。
改装費用の公式発表はありませんが、$125から$250 million(138から276億円)と推定されています。
この度の本店の全面改装について、ティファニーの最高経営責任者アレッサンドロ・ボリオーロ(Alessandro Bogliolo)氏は、「イノベーションは今も本店の象徴だ。新たに10層構造で生まれ変わるショップは、世界のティファニーの店舗ネットワークの頂点に位置する。顧客にドラマチックなショッピング体験を提供する」と説明しています。
1940年にオープンしたニューヨーク5番街の旗艦店は、世界で初めて集中式エアコンディショニングを備えたショップの1つで、最先端の売り場環境の象徴でした。
また、1961年の映画「ティファニーで朝食を」の舞台にもなったこの本店の4階に2017年に、ティファニー初となるダイニング「ブルー・ボックス・カフェ(The Blue Box Cafe)」をオープンしました。

同時に4階のフロアに日用品を集めたホーム&アクセサリーコレクションやベビーグッズ、ビンテージ書籍、フレーグランス等を扱うスペースをニューアルオープンしました。
さらに、ダイニングを含めて、“ティファニー・ブルー”で彩られた新たなスペースとして全てのリニューアルが完成しました。
「ブルー・ボックス・カフェ」では、地元の食材を用いたクラシックなアメリカンフードを提供しています。
提供される食器類も特別なもので、映画「ティファニーで朝食を」の世界が現実になるダイニングとして注目されています。
しかし、実際の映画の朝食場面は、主演女優のオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)がコーヒーとクロワッサンを片手に、ショーウィンドーのハイエンド・ジュエリーを見ながら、立ったまま、本店ビルの外で食べるというものでした。

憧れの青い箱の色は卵の色だった

ティファニーの歴史は、1837年9月18日にチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングの二人が、ティファニーの前身であるティファニー・アンド・ヤングという会社を設立したところから始まります。
ニューヨークのブロードウェイ259番地に文房具や装飾品などを扱う店でした。
その時から変わることのなかったティファニーのカンパニーカラーは、ティファニー・ブルー(TIFFANY BLUE/TIFFANY BLUE BOX)であり、商標登録されていいます。
この色はコマドリの卵の色(Robin egg blue)から来ているそうです。
その後、1848年フランスでの2月革命発生時に、貴族から貴重な宝石を買い入れ、ジュエリー事業に進出し、大成功を収めました。
1853年にチャールズ・ルイス・ティファニーは会社の全権を握り、社名をTiffany & Co.に改称し、今に至ります。

驚いたことに、ティファニーデザインが身近にありました

ティファニー本社を置くニューヨーク市の野球チーム、ニューヨークヤンキースのロゴタイプを同社がデザインしたことは納得できます。
しかし、驚いたのは、日本プロ野球のセントラル・リーグ優勝トロフィーや、サッカーJリーグカップの優勝トロフィーもティファニー社製作のものだということです。

しかし、世の女性達が欲しいのは、トロフィーより、あのティファニー・ブルー・ボックスに入ったオープンハート・ペンダントなど等のほうではないでしょうか。