おでかけ

東京・六本木のスヌーピーミュージアムは9月に閉館 ― 2019年秋に南町田グランベリーパークへ移転

 

2016年4月、東京・六本木にオープンしたスヌーピーミュージアム(Snoopy Museum Tokyo)は2018年9月24日に、予定通りの会期を終え閉館することとなりました。

また、2019年に町田市の南町田グランベリーパークにスヌーピーミュージアムを移転することが正式に決定しました。

「チャールズ M.シュルツ美術館」の唯一の公式サテライト

スヌーピーを始めとして、ピーナッツの可愛いキャラクター達の生みの親、チャールズ・モンロー・シュルツ(Charles Monroe Schulz, 1922年11月26日 – 2000年2月12日)は引退するまでの30年間をサンフランシスコ近郊・カリフォルニア州のサンタローザのスタジオで制作にあたりました。

その縁があり、サンタローザに美術館を建設すると決めて、建物の設計やレイアウトに至るまでシュルツ氏が監督し、完成したのがチャールズ M.シュルツ美術館です。

世界中から集められた作品とその展示方法はユニークな発想にあふれています。

自身は美術館博物館の完成を見ずに2000年に亡くなりましたが、シュルツ氏のアイデアとインスピレーションが伝わる美術館です。

2016年に、その「チャールズ M.シュルツ美術館」が世界で初めての分館として、東京・港区六本木に「スヌーピーミュージアム」を開設しました。

「チャールズ M.シュルツ美術館」の国内エージェントであるソニー・クリエイティブ・プロダクツが運営を行っています。

ミュージアムでは、展示品としてスヌーピーらが登場する「ピーナッツ」の原画のほか、作者シュルツ氏の初期作品、ビンテージ・グッズや資料といった貴重なものを半年ごとに入れ替えて紹介してきました。

合言葉「ともだちは、みんな、ここにいる」とともに開館したスヌーピーミュージアムは、2年半の期限を迎え閉館します。

2018年4月21日からの最後の展覧会のテーマは、「ともだち」となっています。

ミュージアム内の売店、「BROWN’S STORE」では、世界中でここにしかない」オリジナル商品を販売しています。

また、展覧会のテーマにあわせたフード、デザート、ドリンクを提供する「Cafe Blanket」では、「ともだちは、みんな、ここにいる」をキーワードに、ユニークなメニューを揃えています。

チャールズ M.シュルツは「ピーナッツ」が気に入らなかった!

日本ではスヌーピーが広く知られていて、漫画シリーズそのものを「スヌーピーとゆかいな仲間たち」と覚えている人も多いことでしょう。

しかし、本当の主人公はチャーリー・ブラウン(本名Charles Brown)で、スヌーピーの飼い主です

また、シュルツ氏自身がチャーリー・ブラウンのモデルで、チャーリーと同様、本名はチャールズで父親は床屋さんでした。

また、作品の正式な題名は「ピーナッツ(Peanuts)」で、落花生を食べながら気楽に読める漫画、または、小さいが、良く見るとそれぞれに特徴があるピーナッツのようなキャラクター達が登場する漫画、などの意味を込めたネーミングだと言われています。

しかし、これは出版エージェントのユナイテッド・フィーチャー・シンジケーツ(現・ユナイテッド・メディア)が、原作者に相談もなく、独断で決めた作品名でした。

後になって知ったチャールズ・シュルツは、英語の peanuts とは「つまらないもの、取るに足らないもの」といった意味があり、「だから、私はこのタイトルに決まった時は不満だった」と語っています。

シュルツ氏自身はタイトルを「Good Ol’ Charlie Brown」や、ただ「Charlie Brown」または、作品の前身で原型である「Li’l Folks(= little folks = 小さな人達)」をそのまま使いたかったと主張しています。

スヌーピーミュージアムが2019年秋に南町田に開館

「スヌーピーミュージアム」の移転先について、東京都町田市と東京急行電鉄、ソニー・クリエイティブプロダクツは、2019年秋に開業する「南町田グランベリーパーク内」に開館することで合意しました。

南町田グランベリーパークのスヌーピーミュージアムの館内は、六本木の約2倍の規模とし、魅力的なコンテンツを拡充する計画となっています。

さらに、緑あふれる環境を生かしたアウトドア・プログラムや、町田市の「えいごのまちまちだ事業」とも連携した英語学習のオリジナル企画にも取り組む方針です。

このほか、オリジナルグッズの限定販売や隣接地にカフェもオープンする予定です。

スヌーピーミュージアムが開業する「南町田グランベリーパーク」は、官民が連携して取り組む街の再開発事業の一環です。

南町田駅に隣接していたグランベリーモール跡地と、同駅周辺の鶴間公園を中心に、都市基盤や公園、商業施設、駅などを一体的に再整備し、「新しい暮らしの拠点」を創出する計画となっています。

このうち、スヌーピーミュージアムは、同計画の中心部分となる「パークライフ・サイト」に立地します。

スヌーピーミュージアムのほか、ライブラリーやワークショップスペース、児童館などを備え、多世代が活動し、町全体の回遊や憩いを促す拠点となる計画です。

なお、同計画の玄関口となる東急田園都市線「南町田駅」は、2019年度中に「南町田グランベリーパーク」に改称することも決まりました。

また、同年度中に従来の土休日に加え、平日の急行停車も行なう予定です。

「スヌーピーミュージアム展」、2019来年4月に大阪、6月に名古屋で開催が決定!

南町田グランベリーパークへの移転まで、スヌーピーミュージアムで開催した5回の企画展を凝縮した展覧会を、来年4月に大阪、6月に名古屋で開催することが決まりました。

原画やスケッチ、ヴィンテージ・グッズ約200点を選りすぐり、人気の高かったオリジナルグッズも多数復刻販売します。

詳細は後日SNSやウェブサイトで紹介されるそうです。

www.snoopymuseum.tokyo/touring_exhibition/

大都会のど真ん中から、緑あふれる環境へと、スヌーピーミュージアムが移動することになったのですね。

新しいミュージアムの規模が現在の2倍になるし、いろいろ新しい企画も楽しみです。

しかし、駅名まで変えるほどの意気込みで計画されている「南町田グランベリーパーク」全体にも興味津々です。