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スマホを活用して保険加入。LINEほけんで保険が身近に。

スマホ(スマートフォン)の普及とともに、スマホによる購入が盛んですが、
ただ、各業界での購入の拡大はまちまちです。
そのような中で「保険」の分野で新サービスが開始となりました。
スマホで保険に加入するという新しい動きです。

ネットでの保険加入

ネットでの買い物は当たり前の時代になりましたね。
ネット利用者の半数はネットでの商品やサービスの購入を経験しています。
銀行の利用や株の取引など、いわゆる「金融取引」も利用者の15%が行っています。

では、保険についてはどうでしょうか。
保険といっても様々な分野があって、保険種類によってネットでの加入の事情は異なります。
マイボイスコムの調査によると、自動車の任意保険では約30%、旅行保険では約25%と
ネットでの加入が進んでいますが、生命保険の分野ではまだ10%未満です。
今回、LINEアプリで損害保険に加入できるサービスの「LINEほけん」が参入したのは、
比較的ネットとの親和性が高い旅行保険を含む損害保険分野です。

去年10月「保険をもっと身近に」とLINE子会社のLINE Financialと損害保険ジャパン日本興亜が
LINEほけんの販売を開始しました。
それまでネットで加入できる保険は発売されていましたが、
LINEアプリで契約まで簡単にできる保険はこれが初めてです。

LINEほけんで保険をもっと身近に

スマホの保有台数は年ごとに伸びて、今では6割を超える人がスマホを利用しています。
そして去年、ネットを利用する端末は、スマホがパソコンを抜いて初めてトップになりました。
そのスマホと相性が良いSNSアプリがLINEです。

LINE月間利用者は7800万人にものぼって、
最近では若年層ばかりでなくオレンジ世代も盛んに活用しています。
いまではコミュニケーション・インフラといっても過言ではありません。

「いままで気づかなかったリスクを知り、お守りのように上手に保険を活用してほしい」
とLINE Financialの岩田氏は言っています。
LINEほけんのラインアップとして「あけましておめでとう新年会保険」や
「みんなでワイワイBBQ保険」などユニークなネーミングで飲み会やイベント時のリスクを
認知させて、加入することで心置きなく楽しんでもらうための保険という位置づけです。

販売開始時には3種の期間限定無料保険を提供して、
公式アカウントではすでに533万人の「友だち」を獲得しています。

現在では、ドコモ、au、ソフトバンクなど携帯キャリアでも保険代理店として
社名を冠した保険の取り扱いをしていますが、LINEほけんの参入によって
業界の勢力図は大きく変わっていくかもしれません。

スマホ活用による保険の未来

保険とスマホを巡って、LINE以外にもIoTを活用した保険、つまりインシュアテックによる
新しい取り組みが次々と始まっています。

大手保険会社はもちろん、インシュアテックのスタートアップ企業なども参入して、
ビッグデータやスマホの活用による新しい保険商品の開発が進んでいます。
また、簡単に加入できる保険販売アプリの開発をはじめとして、いざというときに
すぐ保険証券を確認できるようにクラウドとスマホで管理する仕組みの開発なども同様です。
また、保険業法との兼ね合いもありますが、昔の互助会のような形式のP2P保険と言われる保障を
アプリで実現する可能性も出てきました。

生命保険分野ではウェアラブル端末などを通じて、健康のための日頃の取り組みを把握して、
保険料を割り引く健康増進型保険の開発なども行われています。
スマホの活用によって、保険はもっと便利で使いやすいサービスとして進化していきそうです。