英語

1.アメリカの独立:The Seven Years’ War

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アメリカ英語とイギリス英語との違いを調べてきましたが、その違いの原点を知るためには、どのようにしてアメリカが独立したのか、少し歴史の勉強が必要になってきたと感じました。

18世紀半ばの世界史をひも解くと、Seven Years’ War(七年戦争1756-63)を頂点とする各国の対立は、ヨーロッパ諸大国、北南米、インド、西アフリカやフィリピン諸島を巻き込む壮絶な混乱期が見えてきます。この混乱は最初の真の世界戦争と呼ばれます。また、この七年戦争が引き金となって、北米にあった13の英国植民地の独立が実現します。

当時は欧州の国同士の摩擦が原因で争いが起きていたのですが、それらとは違い、七年戦争の発端は、北米の英国領と仏国領との間でおきた「The French and Indian War (フレンチ・インディアン戦争1754-63)」だと言われています。その争いはBritish Americaと呼ばれていた東部の英国植民地の約200万人と、New Franceと称されていたMississippi川周辺から北部に住みついていたフランス植民地の約6万人との対立がもととなっています。人数が劣勢のフランス側は、八つの地元インディアン部族の加勢を得て、情勢を有利に運ぼうとしました。この体制を英国側から見た立場で名付けられたため、この対立から起きた戦いは「The French and Indian War」と呼ばれ、その名で歴史に残っているわけです。

英国に比べて、派兵に消極的だったフランスとはちがい、British Americaは本国軍の応援があったため、大勝し、北米の領土を拡大することができました。そのとき英国の植民地となったものの、フランス植民地時代の影響を強く残したため、いまだにカナダのQuebec(ケベック)州ではフランス語が主流です。現在でも、歴史的文化的背景の違いを理由に、カナダからの独立を呼び掛ける運動がしばしば起きています。

これから、この戦争が13の植民地の歴史的独立にどのように影響を与えたかを調べたいと思います。

 

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