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小5がオセロ世界一に - 福地啓介 六段(11歳128日で最年少優勝記録更新)

10月9~12日にチェコ・プラハで開催された第42回世界オセロ選手権で、日本人の小学5年、福地啓介君(11)が見事初優勝しました。
これまでの最年少記録は日本人選手の15歳だった

将棋の藤井聡太七段に続く、オセロ界の新星誕生

第42回世界オセロ選手権がチェコの首都プラハで開かれ、神奈川県の小学5年生福地啓介君(11)が初出場初優勝しました。

歴代最年少で従来の記録15歳を36年ぶりに大きく塗り替えたわけです。

大会には世界24カ国・地域から82人が参加しました。

準決勝で世界選手権5回優勝の高梨悠介九段を破った福地君は決勝でタイの選手を大逆転で下し、見事世界一に輝きました。

六段の福地君は世界選手権制覇で七段に昇段する予定です。

将棋の藤井聡太七段に続き、オセロ界にも現れた新星と期待されています。

帰国の便の機内アナウンスがまたサプライズ

チェコから帰国するANA(全日空)便の機内で、離陸前のアナウンスに続いて、機長は世界オセロ選手権がプラハで行われていたことを以下のように報告しました。

「第42回世界オセロ選手権がチェコのプラハで開催されました。
その世界チャンピオンにこの飛行機をご利用いただいております。
今回のチャンピオン、最年少優勝記録11歳という快挙でございます。
このお話をお客様ともシェアしたく少々お時間をいただきました」

さらに、機長は、続けて、

実を申しますと、以前の記録は私自身が1982年に打ち立てた15歳という記録
今回、大幅な更新でございます。
大変な快挙でございます。
また、女子世界チャンピオンにもご搭乗いただいております。
なお団体戦、日本は14年連続優勝ということで、オセロの世界で日本は大変有名でございます。
あわせてご紹介いたします。
お時間いただきまして、ご清聴大変ありがとうございました」とアナウンスしました。

なんと、この便で機長を務めた谷田邦彦さんは、1982年の世界オセロ選手権を15歳で優勝した当時の最年少優勝記録保持者だったのです。
この粋なアナウンスに他の乗客も大拍手をおくったようです。
実は、以前に谷田機長と福地君は対戦したことがあったようです。
今のところは、2勝1敗1引き分けで、谷田機長の優勢だそうです。

今さら聞けないオセロのルール

日本人ならば、いつか、どこかで、一度はオセロの石に触れたことがあると思います。

オセロと言えば、緑のボードに縦横にマスがあり、白と黒のチップ(?)で埋められているイメージはあっても、どうやってプレーするのか忘れた、または、やったことのない人のために、ここで、簡単にルールを確認しましょう。

基本は、2人のプレイヤーは、黒と白の石を交互に挟むように打って、挟んだ相手の石をひっくり返しながら進み、最後に自分お色の石が多い方が勝ちという遊戯です。

具体的には次の通りゲームを進めていきます。
・ 8×8のマス目の緑色のオセロ盤に、図のように右上を黒として、石を黒白2個ずつ置き、ゲームを開始します。

・ オセロは先手が黒、後手が白と決まっています。
公式ルールにおける黒白の決定は「伏石」といい、一人のプレイヤーは相手に見えないように手で石を隠して盤の上に置き、上面の色を相手が当てます。
正しい色を当てた場合は、そのプレイヤーが黒(先手)か白(後手)かを選びます。
正しい色を当てなかった場合は、相手が自分の色を決めます。
先手が有利か、最後に打つことが多い後手が有利なのかは、意見が分かれるところだそうです。)
・ 各プレイヤーは交互に黒石、白石を打ちます。
石は両面が白と黒になっており、石を打つとき、縦・横・斜め方向に相手色の石を自色で挟み、挟まれた石を自色に返します。
相手の石を挟んで返すことができないマスに石を打つことはできません。
・ 打てるマスが全くない場合はパスとなり、相手が続けて打つことになります。
パスの回数に制限はありませんが、挟んで返せる相手の石が1つでもあればパスをすることはできません。
・ このように続けてプレーをして、「マスが全て埋まった」または「両者とも打てるマスがなくなった」のいずれかの場合、ゲームの終了とします。
そこで、石が多い方が勝ちとなります。
・ 石の数が同じの場合は引き分けとなりますが、ルールによっては引き分けが許されない場合もあるようなので、プレー開始前に勝負の決め方を確認しておきましょう。

オセロは水戸生まれ

オセロは、1973年4月に茨城県水戸市の長谷川五郎が考案したとされていて、この年の日本の大ヒット商品の一つとなったそうです。
オセロの名称の由来はシェイクスピアの戯曲「オセロ」で、「黒人の将軍・オセロと白人の妻・デズデモーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返るというストーリーに、黒白の石がひっくり返りながら形勢が次々変わっていくゲーム性をなぞらえたそうです。
緑の盤面は、戯曲オセロの戦いの舞台、イギリスの緑の平原をイメージして作った」と日本オセロ連盟のサイトにコメントが記載されています。
http://www.othello.gr.jp/

オセロは日本生まれ、11歳の世界チャンピオンも女子世界チャンピオンも日本人、さらに、団体戦も日本は14年連続優勝していると知れば、急にオセロをやりたくなりました。
家の中のどこかにオセロのボードがあったはず……
早速探し出して、遊び相手も探しましょう。