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新ノーベル文学賞候補に村上氏 3人目の日本人受賞者になるか?受賞発表は10月12日

2018年の新ノーベル文学賞の最終候補者に日本から村上春樹氏と3人の作家が選ばれました。村上氏の他には、ベトナム生まれのカナダ人女性作家のキム・チュイ氏グアドループ(カリブ海フランス海外県)出身の女性作家マリーズ・コンデ氏イギリスのファンタジー作家ニール・ゲイマン氏が候補になっています。

2018年のノーベル文学賞は開催延期

2018年のノーベル文学賞は選考を担当するスウェーデンの本家ノーベルアカデミーの選考委員の不祥事により、選考を取りやめる騒ぎになり、かわりに「新ノーベル文学賞」として対象者を選出することになっています。この新ノーベル賞を選考するのは新しく設立されたThe New Academyでスウェーデンのジャーナリストや作家で構成されています。

この新ノーベル文学賞の受賞者発表は10月12日に行われ、受賞式が12月9日にあります。その翌日にこのニューアカデミーは解散となり、2019年に本家のスウェーデンノーベル文学賞にて2年分の受賞者が発表されることになっています。

2018年新ノーベル文学賞の候補者の作品(選考参考)

この新ノーベル文学賞は推薦された47人の候補者の中から、スウェーデンの選考委員や世界中の人々の投票によって最終的に4人に候補がしぼられました。スウェーデンのノーベル文学賞では候補者は受賞者以外は非公開となっていますが、このニューアカデミーでは最初からすべてオープンになっていて、世界中から投票できる仕組みになっていました。

2018年の新ノーベル文学賞の候補者>>> The nominated authors

推薦の際、参考作品として提示されたそれぞれの作家の代表作品があります。

日本人作家:村上春樹

代表作品:ノルウェーの森(1987)、ねじまき鳥クロニクル(1995)、海辺のカフカ(2002)、IQ84(2010)

カナダ人女性作家:キム・チュイ/Kim Thúy

代表作品:Ru(2009)、Man(2013)、Vi(2016)

カリブ海グアドループ女性作家:マリーズ・コンデ/Maryse Condé

代表作品:Segu(1985)、Crossing the Mangrove/Traversée de la mangrove(1989)、Desirada (1997)、Who Slashed Celanire’s Throat?/Célanire cou-coupé(2000年)

イギリス人作家:ニール・ゲイマン/Neil Gaiman

代表作品:サンドマン(1989-1995)世界幻想文学大賞、 ココラインと魔法のボタン(2002)ヒューゴー賞、墓場の少年:ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活(2008)、 The Ocean at the End of the Lane(2013)

歴代ノーベル文学賞受賞者と日本人受賞者

ノーベ文学賞はノーベル6部門のうちの一つです。文学賞は1901年が初回となっていて、その第1回目はフランスの詩人シュリ・プリュドムが受賞しています。
またこれまでの受賞者は114人(2人の受賞者が4回)、そのうち女性が14人、辞退者は2人です。

日本人のノーベル文学賞 受賞者

1968年:川端康成
代表作:伊豆の踊子(1926)、雪国(1936)、千羽鶴(1949)、舞姫(1950)

1994年:大江健三郎
代表作:死者の奢り(1957)、飼育(1958)芥川賞、万延元年のフットボール(1967)

近年の歴代ノーベル文学賞 受賞者

2017年:カズオ・イシグロ(イギリス、日系小説家)
2016年:ボブ・ディラン(アメリカ、シンガーソングライター)
2015年:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ(ベラルーシ、ジャーナリスト)

その他1901年~2014年の>>> ノーベル文学賞受賞者リスト

ノーベル賞全部門>>> 物理学/化学/生理学/医学/平和/経済額の受賞者