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小枝ちゃんとmini-skirtについて

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現在、女性のスカートの丈の長さ(短さ)は単にファッションの中の選択肢の一つで、その寸法自体が単独に話題になることは一般的には無いと思います。

しかし、1967年に、アパレル界のみならず、その丈が世界的な社会問題となったことがあります。

60年代にはいろいろな国際的新現象が起きましたが、その中でもmini-skirtの出現は世界中にショック波を広げました。

その波紋の中心的人物は英国人モデルのTwiggyでした。

まだMarilyn MonroeやElizabeth Taylorタイプが女性的美しさの典型だった時代に、この小顔で目がくりくりした、栄養失調に見えるほど痩せた、少年のような体つきの彼女が、超短いスカートで現れたのには、世界は言葉を失うしかありませんでした。

上品なおじさま達まで「彼女のスカートの裾は膝の上何センチか」などと、今までだったら考えられないような会話をし出したのです。

当時の感覚では、がりがりに痩せたTwiggyは、友人の間で「Sticks」や「Twigs」と、棒や木の枝にたとえたあだ名で呼ばれていました。

デビューにあたり、彼女は少し可愛らしく「小枝ちゃん」という感じの芸名にしたようです。

片仮名では「ツイギー」が正式な書き方のようですが、これはあまり可愛くないですね。

しかし、ひとつ不思議なのは、この時代のおしゃれな若者のファッションの発信地はNew YorkやRomaやParisではなく、音楽と一緒でLondonだったのです。

しかも、従来のPiccadilly Circusや紳士服で有名なSavile Rowではなく、Sohoに位置するCarnaby Streetが中心でした。

当時カーナビ通りに店を構えていたのはMary Quant, Marion Foale, Sally Tuffinなど等で、音楽でいえば60年代のSwinging London時代。

地元のライブハウスではRolling Stones, The WhoやSmall Facesなどが盛んに活躍していました。

今でもロンドンは世界ファッション界の一つのメッカですが、Swinging London時代のロンドンのファッション・スタイルはファッション・モデルのみならず、ロック・ミュージシャン達の衣装を通して、世界のポップ文化に対し測り知れない影響を及ぼしました。

いまだに「ロンドンブーツ」という言葉は残っていますね。    

 

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