英語

Jazzの語源は知らない方が良い?!

スポンサー広告

 

ジャズの歴史についてはいろいろな資料があり、詳しく調べられていて、その種類が細かく分類されています。

が、なんと、JAZZという言葉の由来がはっきりしません。

だいたいの資料では、共通して19世紀末から20世紀初頭にかけて、New Orleans地方のアフリカ系アメリカ人の間で流行り出した音楽スタイルで、西アフリカ音楽文化と従来のアメリカのBluesやRagtime音楽との融合で生まれたと記録しています。

そしてそれは、1920年代になると、音楽表現の一形式として確立され、世界的に広がり、様々な文化的要素を外から吸収しながら発展して行ったのです。

では、Jazzという言葉はどうでしょう?

1860年ころから使われているスラング言葉のjasm(元気、精力等)と深い関係があると見られているのです。

調べによりますと、最初にjazzという言葉が記録されているのは1912年のLos Angeles Times紙のスポーツ記事でした。

米野球のあるマイナーリーグ投手が、投球法のひとつについて、投げるとボールが揺れながら進むので、バッターはどうすることもできない。

だから“jazz ball”なのだと語っているのです。

また、音楽の用語としては、1916年の雑誌記事で“jas bands”なるものについて触れています。

どうも、初期はこの音楽をjazzではなく、jasやjassと呼んでいたようです。

その意味は、当時を知るミュージシャンによりますと、「上品な場やご婦人の前ではとても口にできないような意味がある」のだそうです。

そんなわけで、大々的に世間に紹介されるようになった時には、もはや元の意味が分からない言葉、“JAZZ”となっていたのです。

なお、今はその曖昧さが応用されて、” …. and all that jazz”というフレーズは、音楽とは関係なく、「・・・・など等、そのようなもの(こと)」や「・・・・それに類似する諸々なもの(こと)」のような意味で使われています。

例えば、”He is a successful businessman with a big home, swimming pool, imported sports car, and all that jazz.” (彼は成功した実業家で、スイミングプール付きの豪邸、外車のスポーツカーなど等手に入れているよ。)

ミュージカルや映画好きの方ならば、”All That Jazz”と聞けば、大ヒットBroadway Musical「Chicago」の有名な歌を思い出すでしょう。

また、そのミュージカルの製作者、Bob Fosse(1927-1987)の半自伝的映画の題名でもあることに気付くと思います。

ボッブ・フロスは、ダンサー、俳優、舞台と映画監督、脚本家、振付師でアカデミー賞やトニー賞を複数受賞している、稀にみる多才な演劇人でした。

その激しくも多彩な人生を表すのには、「All That Jazz」という語呂が最もふさわしかったのでしょう。    

 

スポンサー広告