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いよいよノーベル賞受賞者発表!日本人の医学・生物学賞/物理学賞/化学賞/経済学賞の受賞候補者は?

新ノーベル文学賞候補に村上氏 3人目の日本人受賞者になるか?受賞発表は10月12日」の
記事のとおり、10月はノーベル賞の受賞者の発表があります。

日本人の受賞者は出るのでしょうか。
候補者を挙げる前に、ノーベル賞の概要を見ていきましょう。

ノーベル賞の概要

ノーベル賞は、ダイナマイトなどの爆薬の発明により巨額の富を築いた
アルフレッド・ノーベルの遺言によって、1901年から始まった世界的な賞です。
物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の5分野あります。
経済学賞は遺言にはありませんでしたが、1968年に設立されました。

ノーベル賞の選考は、物理学賞、化学賞、経済学賞の3部門はスウェーデン王立科学アカデミー、
生物学・医学賞はカロリンスカ研究所(スウェーデン)、平和賞はノルウェー・ノーベル委員会、
文学賞はスウェーデン・アカデミーが行います。
毎年、10月に受賞者の発表、12月に受賞式を行います。

授賞式終了後、平和賞以外はストックホルム市庁舎にて、
スウェーデン王室と約1300人のゲストが参加する晩餐会が行われ、
その後は舞踏会が開催されます。豪華ですね。

授与される賞金は800万スウェーデン・クローナ(約8900万円)です。
賞金額はともかく、世界最高の名誉ですよね。

日本人の医学・生理学賞受賞候補者

今年のノーベル賞の発表は、1日に医学・生理学賞、2日に物理学賞、3日に化学賞、
5日に平和賞、8日に経済学賞です。
上記の記事にあるとおり、残念ながら選考期間に不祥事のあった文学賞は今年は見送られます。

医学・生物学賞の受賞候補者は本庶祐(ほんじょうたすく)京大特別教授(76)です。
免疫を抑えるタンパク質「PD-1」を発見し、
がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげました。

また、ゲノム(全遺伝情報)のデータベースを開発した金久実・京大特任教授(70)も受賞候補者です。
生物の体内で行われる代謝などの化学反応と遺伝子の関係といった
複雑な仕組みを示すデータベースは世界中で利用された上に、
論文も8000件を超えて他の研究者に引用されています。

日本人の物理学賞受賞候補者

物理学賞の候補者は、鉄系超電導物質を発見した細野秀雄東工大教授(65)です。
同物質はリニアモーターカーにも応用されています。

また、理化学研究所センター長の十倉好紀氏(64)は、
高温超電導に関する理論研究の第一人者で、
電気と磁石の性質を併せ持つ新物質の研究など大きな成果を持っています。
この研究は磁気ハードディスクやメモリデバイスにも応用可能です。

さらに、弁理士の小玉秀男氏(68)は、光造成装置の原理を発見し、
3Dプリンターを発明しています。

そして、1973年に物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏(93)も2度目の受賞候補者です。
半導体に応用された新しい人工結晶「超格子」の理論を提唱し
固体結晶材料の製造に貢献したことが評価されています。
今までノーベル賞を2回受賞した人は、放射線やラジウムの研究で知られる
キュリー夫人(1903年、11年受賞)など4人だけです。

日本人の化学賞受賞候補者

化学賞の候補者として、前東京理科大学長の藤嶋昭氏(76)らの名前が挙がります。
「酸化チタン」に光を当てると水を分解する原理を発見し、
汚れにくいミラーや外壁に応用されています。

また、2015年に医学・生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授(83)も
候補者となっています。
セルニリン、スタウロスポリンなど創薬の実験で使う薬剤の開発で大きな貢献を果たしています。

2回目の候補が2人もいるとはすごいですね。

日本人受賞候補者まとめ

他にも日本人の受賞候補者は何人かいます。
今まで名前を挙げた方とまとめると以下の通りです。

医学・生理学賞
・金久実 ゲノムのデータベースの開発
・竹市雅俊 細胞接着因子「カドヘリン」の発見
・本庶佑 免疫療法の研究
・森和俊 小胞体の研究

物理学賞
・江崎玲於奈 「超格子」の研究
・十倉好紀 高温超電導に関する理論研究
・細野秀雄 鉄系超電導の研究
・飯島澄男 カーボンナノチューブの発見
・遠藤守信 カーボンナノチューブの発見
・小玉秀男 3Dプリンターの原理の発明

化学賞
・水島公一 リチウムイオン電池の開発
・吉野彰 リチウムイオン電池の開発
・西美緒 リチウムイオン電池の開発
・藤嶋昭 酸化チタン光触媒の発見
・中西香爾 天然物有機化学の研究
・大村智 天然化合物の研究。抗がん剤創薬の試薬で実用化など。

経済学賞
・清浦信宏

おわりに

日本人の受賞候補者はたくさんいるのですね。
10月の発表を待ちましょう!