豆知識

ファッション通販サイトが人気。「BtoC」Eコマース市場の変化と成長。



今、ファッションのBtoC通販サイトが人気です。
その理由として、インターネット業界の新たなIT企業群の成長があります。
なぜファッションはネット通販の成長株になったのでしょうか。

「BtoC」Eコマース市場の変化

インターネットの普及に伴い、Eコマース市場は拡大を続けています。
2017年の日本の市場規模は約16.5兆円で、対前年比5.79%増と続伸中です。
総務省の家計消費状況調査では、Eコマース市場の世帯利用率が30%程度で、
まだ市場拡大の余地は残されているとみられています。

ただ一口に「拡大」といっても、それぞれの業界によってその事情は異なります。
経済産業省の報告では、Eコマース化率は「生活家電、PC等」が30%近いのに対し、
「衣類等」や「食品等」は10%~数%台とまだ低く、それだけ伸びしろがあるということです。

そんな中、ファストファッション系の「BtoC専門通販サイト」が、
その急成長ぶりや経営者のキャラクターなどに注目が集まっています。
1990年代の「IT革命」時代発祥時の大手を第一の波ととらえると、
すでに第二波となるIT企業群がめざましいスピードで新時代を築いています。

「徹底したユーザー目線」で成長

急成長企業の一つ、通販サイトのSHOPLISTは、「ファストファッション」に特化したサイトで、
後発ながら6年で売り上げ200億円を超えるサイトに成長しました。
サイトを運営する同社の代表、張本貴雄氏は、その成功の理由を
「若い世代はインターネットで買うのが当たり前になりつつあり、
アパレル業界はファストファッションが主流。その2つをつないだからです」と言っています。
確かに2015年からの2年間だけをみても、スマホ経由でのEC市場規模は5割増で、
中心顧客層である若年層にマッチングしたようです。


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当初は多様なジャンルを取り扱うECモール事業を手がけていましたが、
「アパレルに絞って商品を増やしていく方が、EC事業のポイントになる在庫の積み上げが可能だ」
と判断して、9カ月でECモール事業を閉じて、ファストファッション事業に特化しました。
その後は「徹底したユーザー目線」を貫く改善に次ぐ改善で、現在の成長を支えてきました。

あまたあるファッション通販サイトにあって、
同社の特徴は「買いやすさ」を追求している点です。
低価格や品揃えの豊富さのみならず、「良品返品サービス」(自宅で試着、選んで返品)などの
ユーザー体験にも注力していることが挙げられます。

また今後は、SHOPLISTのシステムを活用したインフラ提供のサービスにも
注力していくそうです。

変わらぬ「商いの本質」

こうした新世代のIT企業の成長ぶりをみると、インターネット事業はEコマースのみならず、
あるきっかけを通してその波に乗った企業が一気に発展する様が見て取れます。
しかしその成功は単なる偶然ではなく、人間の営みに忠実な事業展開と経営姿勢にあるようです。

同社のようにファストファッションから「消費者は何を求めているか」に
こだわり続けたことに成長のカギがあったといえます。
特にネット通販は消費者の心理をよく知り、”ちょっと便利” ”かゆいとことに手が届く”
といった工夫が決め手となることもあります。
スマホで何でもできてしまう今だからこそ、消費者目線が大切ですね。

おわりに

衣料品は店に行って実際に物を見て選んで買うもの、と思っていましたが、
インターネット通販でも同じことができるのですね。
その発想がすごいと思いました。


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