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『クレイジー・リッチ!』 - 主な登場人物すべてアジア系俳優 - 米国で異例の映画が大ヒット

 

主なキャスト全員がアジア人の映画、「クレイジー・リッチ!」(原題:Crazy Rich Asians)がアメリカで8月15日に公開され、初登場でいきなり興行収入が全米1位を記録しました。

1993年以来のオール・アジアン・キャスト映画

アメリカでは、公開前から主なキャスト全員がアジア人との情報で、注目を集めていた映画「クレイジー・リッチ・アジアンズ(Crazy Rich Asians)」でした。

しかし、皆を驚かせたのは、8月15日に全米の3000以上の映画館で上映が始まった週から、全米1位の興業成績を上げて、ますます大きな話題となったことです。

この作品の主要キャストにアジア系の俳優のみを起用し、ハリウッドのメジャースタジオが配給した作品としては、同様に主要キャストがアジア系の俳優で占められた作品、『ジョイ・ラック・クラブ』(1993年公開)以来の企画となりました。

ストーリーは、典型的なロマンティック・コメディ

物語は、典型的な都会のロマンスとして始まります。

ニューヨークに住む中国系アメリカ人のレイチェル・チューは大学の経済学の研究者です。

ある日、彼女は恋人/婚約者のニック・ヤングと一緒に、彼の出身地のシンガポールへ行くことになりました。

主な目的はニックの親友の結婚式に出席するためでしたが、シンガポールに着くと、実はニックが超裕福な家の生まれであったことを知ってしまいます。

そこで、大富豪の婚約者やその家族との間で、文化や価値観の違いにほんろうされるレイチェルの姿を描いたコメディとして展開します。

ハリウッド映画界で求められているダイバーシティー(多様性)

この映画が注目される大きな理由は、歴史的にハリウッドでは、原作の登場人物が白人かどうかにかかわらず、白人の俳優が役を演じることが多いと指摘されてきました。

主な登場人物がすべてアジア系の俳優という異例のハリウッド映画の成功でハリウッドでの俳優の起用に変化をもたらすきっかけになるのではないかと期待されています。

製作チームのこの配役の決断はハリウッドに多様性をもたらすものとしてアメリカ映画界の多くの関係者に大いに称賛されています。

ハリウッドではいろいろな難しい問題があるようですが、私としては、ただただ早くこのアジアン・ロマンティック・コメディを見たい気持ちでいっぱいです。

日本での公開予定は2018年9月28日 です。

『クレイジー・リッチ!』(原題: Crazy Rich Asians)

監督:ジョン・M・チュウ

脚本:ピーター・チアレッリ、アデル・リム

原作:ケヴィン・クワン『クレイジー・リッチ・アジアンズ』(竹書房)

出演者:コンスタンス・ウー、ヘンリー・ゴールディング、ジェンマ・チャン、リサ・ルー、オークワフィナ、ハリー・シャム・ジュニア