英語

どっちのカラーにしますか?Color or Colour?

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米語と英語との違いを調べていると、日本語のカタカナは便利だなとつくづく思うことがあります。

American EnglishとBritish Englishとの間に、スペルだけが違う同音同義語が多いので、アルファベットで書くときは気をつけなくてはならない言葉が多くあります。

例として、colorとcolourの綴りの違いが良く指摘されますが、米語では“…or”だけですむところ、英語では“…our”にしなくてはならない単語が多いのです(例えば、flavor / flavour, labor / labour, humor / humourなど多数)。

このスペルの違いに興味深い歴史的事実があります。そもそも“…or”(今は“…our”)で終わる単語は主にラテン語に由来するものが多いそうです。当初は、今の米語同様に“…or”と書いていたのですが、11世紀のノルマン・コンクェスト(ノルマン征服)以来、言葉の綴りにフランス語の影響を受け、“…or”が“…our”と変化したとのことです。 また、14世紀から17世紀の間に起きたルネッサンスの影響で、当時のイギリスの言語学者の間には、ラテン語由来の単語のスペルを“…or”に戻し、フランス語から借りてきた言葉の語尾を“…our”のままにすべきだと主張するものもいたようです。

しかし、そもそも言葉の由来が曖昧なケースが多く、例外はいろいろあるものの、“…our”のスペルが妥当ということになったようです。

“…or”と“…our”同様に、同音同義語で語尾の綴りだけが違う例はその他まだまだあります。

少しリストアップしますと:英語は…re / 米語は…er、…ce / …se、…ise / …ize, …yse / …yzeなど…。語尾だけではなく、見た目が全く違うのに同音同義の単語がAmerican EnglishとBritish Englishとの間にはずいぶんあります。

有名な例は拘置所,刑務所を意味するジェイルです。

米語では“ jail”ですが、英語では“gaol”です。

アメリカでは番人のことを“jail keeper”と呼ぶのですが、イギリス流のスペルで書かれたら「ゴールキーパー」と読んでしまいそうです。        

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