英語

堅いBiscuitと大量のBeer

スポンサー広告

以前取り上げたアメリカとイギリスの焼き菓子、cookieとbiscuitの歴史をみますと、クッキーは比較的新しいものでしたが、ビスケットは古代から、極めて実用的な食品として重要な存在だったことが分かりました。

各国の軍用糧食としての需要は一貫していまだに続いています。長い間、日本の軍人の間では、乾パンのことを「hard biscuit」と呼んだり、縮めて「ハービス」とも呼んでいたそうです。

19世紀の半ばまでは、英国海軍の船上での主食はビスケットとビール(!?)だったそうです。なんと、ビールは当時のビスケットがあまりに堅かったため、それをふやかすために必要だったそうです。英国の船員達は、この堅いbiscuitのことを、hardtack(タックは船員の間では食糧全般を意味するスラングのようです)やcabin(船室) bread、 pilot bread、sea bread、ship’s biscuit、sea biscuit、dog biscuit(!), molar(臼歯) breakersやworm castles(ミミズの城!)などと、呼んでいました。なるほどと思えるものばかりですが、その呼び方は彼らの食事への不満が見え隠れしますね。

相当堅いビスケットを食べさせられていたのは分かりましたが、それにしても、あの船上のビールの飲酒量が気になります。資料によりますと、一日の配給は、ビスケット1ポンド(imperial pound=454グラム)とビール1ガロン(imperial gallon=4.546リットル)だったそうです。こんな大量のビールを飲んでいたら、ビスケットの硬さなど忘れそうですね。酔いに任せて思いっきり噛んで、歯を折ってしまうかも。恐ろしい世界です。

 

スポンサー広告