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11月第2木曜はボジョレヌーボー解禁日!熟成ワインとは違った味わいを楽しもう

毎年「ボジョレヌーボー」を楽しみにしている人も多いですよね。2018年は11月15日(木)がその解禁日です。2018年のボジョレヌーボーは、印象としては凝縮されたもの。また今年のブドウは酸味が少なく、ボジョレーヌーボーの仕上がりは柔和でまろやかな出来ということです。

ボジョレヌーボーの解禁は毎年11月第3木曜日

このボジョレヌーボーの解禁日はフランスのAOC (Appellation d’Origine Contrôlée)というフランスの農業製品の産地と品質を保証する規定によって毎年11月の第2木曜日と決められています。フランスのワイン貿易業者は現地時間でこの日の午前0時より前にボジョレヌーボーを販売することはできません。

日本やアジアはフランスや他の国より早くその日の時間を迎えるため“世界でいちばん早く”ボジョレヌーボーが飲めると人気となっています。日本での販売はAOCの規制が及ばないため現地(EU)より早くその味を楽しむことができます。

最近ではこのボジョレヌーボー人気にあやかろうとイタリアでは“vino novello”として10月30日に解禁され、フランスの他の地域のワイン(les Côtes du Rhône、Gaillac、La Touraine)もヌーボーとして販売されています。好みでボジョレ以外のヌーボー(ワイン)を楽しんでもいいですね。

世界のヌーボー解禁日は?

その年に収穫されたブドウで作る新酒を“ヌーボー”と呼ぶため、フランスと同じように北半球の産地では解禁が10月~11月、チリやオーストラリアの南半球では逆の6月~7月に新酒が出回ります。日本でも近年、日本産ワインが人気ですよね。

  • フランス(ヌーボー):11月第2木曜日
  • イタリア(ヴィノ・ノヴェッロ):10月30日
  • ドイツ(デア・ノイエ):11月1日
  • オーストリア(ホイリゲ):11月11日
  • スペイン(ヴィノ・ヌエボ):11月11日
  • 日本(山梨ヌーボー):11月3日

ヨーロッパでは11月11日はキリスト教の聖マルティヌス(サン・マルタン)の日として祝日となっていて、この日は収穫祭が行われるところが多く冬の始まりとして食事やワインを飲む習慣があることとも関連しています。

南半球では特に解禁日という考えはないため、その年の新酒として6月~7月に出回るようです。産地としては、チリアルゼンチンオーストラリアニュージーランド南アフリカが有名です。

ボジョレヌーボーは保存、熟成ではなくフレッシュさを楽しむ

ボジョレヌーボーはその名が表す通りボジョレーワインの新しいもの(nouveau=フランス語で”新しい”)で、その年に収穫されたブドウを発酵させて2ヶ月程度で飲める新酒(ワイン)のことです。そのため味もフレッシュでフルーティなものが多いのが特徴です。

ボジョレヌーボーに限らず“ヌーボー”として販売されるワインは基本的にすぐ味わう(飲む)ことを目的としているため、よくある「熟成させる」ことには向きません。通常販売されて15日以内に飲むことを規準にしていて、最長でも半年が限度とされています。

ボジョレヌーボーとして販売するものは、条件として特定の地域でその年に手摘みによって収穫されたガメイ種のブドウを破砕することなく樽に入れることで作られます(炭酸ガス浸潤法)。その後1ヶ月半~2ヶ月程度で1次発酵後すぐに瓶詰めされるため、フルーティーな味わいを残すことができます。

一方ワインは原料のブドウを破砕し1次発酵後、さらに2次発酵を促す“熟成”の工程が必要となります。ボジョレヌーボーは原料の加工でも熟成には向かないので、早めに飲みきったほうがよさそうですね。

なお正規のボジョレヌーボー/ワインはAOCに基づいて「Appellation Contrôlée」か「Appellation d’Origine Contrôlée」の文字が入り、産地部分には地方名・地区名・村名が必ず表示されることになっています。また必ず原料の収穫の年を明記するようになってるので、これらを参考に品質を見分ける規準にしましょう。

ちなみにボジョレはヌーボー(nouveau)だけでなくワイン(Beaujolais-Villages)としても銘柄があるので、そちらも楽しむのもいいですね。