英語

5.アメリカの独立:The Americas and The USA

スポンサー広告

アメリカとイギリスの英語の比較をしている過程で、米国の独立の歴史的背景を少し勉強してみました。独立推進派は、最初から自分達をAmericanと自称し、国名をThe United States of Americaと決めていました。このアメリカというネーミングはどのように生まれたのでしょうか。最初に地名としてAmericaという名前が使われたのは1507年でした。ドイツ人の地図製作者Martin Waldseemuller(マルティン・ヴァルチョゼーミューラー)が世界地図に西半球の全ての陸地をアメリカと記したのです。コロンブスが上陸したのはインドではなく、まったく新しい大陸だと主張したイタリア人探検家/地図製作者のAmerigo Vespucci(アメリゴ・ヴェスプッチ)に敬意を表して「America」と名付けたそうです。スペルが少し違うのは、彼の名前のラテン語綴り「Americus Vespucius」を転用したためです。

現在は、日本でも、世界のどこでも「アメリカ」と言えば、アメリカ合衆国The United States of Americaのことを指すと思っています。しかし、「The Americas」は北、中および南米の全部の総称なのです。その証として、ニューヨークの有名な五番街(5th Avenue)の隣の通り、六番街(6th Avenue)の正式な名称は「The Avenue of the Americas」です。USAと中南米の各国との連携の象徴となることを意図して、この通り名が1945年にニューヨーク市議会で承認されました。「合衆国」が付くことが決まったのは、独立宣言が行われる年のことだったようです。初代の大統領となるジョージ・ワシントン(George Washington)が率いる大陸軍(Continental Army)の側近が、1776年1月に送った書簡の中に「United States of America」という国名が記されています。これが新国名を使った最初の記述とされています。その後はThe Virginia Gazetteなどの新聞に掲載され、新しい国名が定着したようです。この表現は「広いアメリカの中で手と手を固く結んだ13の州が形成する独立国」という意味あいを強く打ち出した命名だったのです。

 

 

スポンサー広告