英語

6.英語のspellと発音のあゆみ:英雄Beowulfについて

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878年以降、アルフレッド大王の下、古英語後期の時代となり、学問が復興し、今でも残っている古英語による書物が生まれました。残っていると言っても、印刷技術も複写機もないうえ、紙を永久に保存できる技術もない時代に書かれたものだったため、今あるものは膨大な書物を手写しで繰り返して伝え来られたものが多いのです。

叙事詩「ベオウルフ(Beowulf)」が言語学上、古英語を研究する上で貴重な文献とされています。この詩は古英語の最古の例とも言われていますが正確な作成時期は定かではありません。しかし、残された原稿は975年から1025年の間に作られたものと推定されています。

この叙事詩には正式な題名がないため、主人公の英雄の名前が通称となっています。詩の内容はベオウルフの武勇伝で時代は6世紀、舞台は北欧で、二部に分かれています。

第一部では、Danes(デナ現デンマーク)の王様を悩ます巨人グレンデル(Grendel)を退治するために、若きベオウルフがGeats(ギーツ現スウェーデン)からやってきます。ベオウルフは巨人の腕をもぎ取って戦いに勝ちますが、怒ったグレンデルの母親が、翌日、我が子の復習に王国にやって来て、家人を殺します。デナの王の要請で、ベオウルフは巨人が住む沼に行き、見事母親も退治します。英雄となった主人公はギーツに凱旋します。

第二部は約五十年後、Geatsの王となったベオウルフに再び戦う日が到来します。宝を奪われたことに怒ったドラゴンが民衆を襲いました。ベオウルフは部下を連れてドラゴンの棲家まで行き、果敢に戦いますが相討ちとなり、ベオウルフもドラゴンも倒れてしまうのです。叙事詩「ベオウルフ」の朗読を試みている研修者がいます。古英語がどのような響きか、聞いてみたいと思います。    https://youtu.be/_K13GJkGvDw

 

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