英語

2. 英語のspellと発音のあゆみ:name=namae?

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前回はアメリカで盛大に行われているspelling beeのことを取り上げました。

現在はイングリッシュを公用語としている国だけではなく、世界的な競技となり、国際スペリング・ビー大会が企画されています。

人によってはスペリング・ビーを楽しいゲームと位置付けますが、実はこのゲームは英語の厄介な特性を孕んでいるのです。多くの言語は言葉の発音に合わせて、一定の規則に従い表記の仕方(綴り方)が決まっています。

当然その逆も成り立ちます。書かれた単語を決まったルールに従って発音すれば意味が通じるということです。

しかし、残念ながら、世界の共通語とまで    言われている英語がこの原則から大きく遊離しているのです。

英語の習得を始めたばかりの少年少女の中には、nameを「ナメ」と読んで笑われた子がいたかもしれません。

ところが、歴史的にはそれを笑わない英国人達がいたのです。それは700年前に中英語(現在の英語の祖)を話していたMiddle English Speakerのことです。

彼らはnameを「ナーメ」と発音していました。大昔のイギリス人が日本人と同じようにローマ字読みをしていたと言っているわけではありません。

しかし、現代英語における単語のスペルとその発音は相当かけ離れてしまっているのに、中英語では発音と綴りが非常に近かったのです。

中英語から現代英語への「進化(?)」の過程で発音のルールに大きな変化が起きたはずです。

どのような変化が起きたのか、実は母音の扱い方が鍵になるのです。最後に、念のために申しあげますが、「name」と名前のローマ字表記「namae」が似ているのはただのおもしろい偶然だと思います。あしからず。    

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