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3. クリスマスの謎:Santa ClausとSaint Nicholasの関係

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サンタクロースの正体を探るのに、先ずは名前について調べてみましょう。

日本ではサンタクロースと英語の呼び方をそのまま取り入れていますが、この名前はそもそも英語なのでしょうか?クリスマスのように世界中に普及した世俗的な行事にまつわる事物の由来には諸説があり、どれもが唯一正しい答えと言えない場合がほとんどだと思います。サンタクロースについても同様に、その名前の由来に幾つかの推測がありますが、ここでは最も有力と思われるものを紹介します。

アメリカではSanta Claus以外にもサンタはSaint Nicholas(聖ニコラス)と呼ばれています。この人物は4世紀のビザンティン帝国(Byzantine Empire、東ローマ帝国やギリシア帝国とも呼ばれる)において、多くの奇跡を起こしたとされるニコラウス(英語読みがニコラス)という伝説的な聖者を指しているようです。そもそもはキリスト教の教派の一つ正教会の行事として、奇跡と贈り物をもたらしたこの聖者の命日、12月6日に聖ニコラウス祭が各地で行われたそうです。この伝説とお祭りが元となり、クリスマスイブにおもちゃを配る赤い服のお爺さんキャラクター、サンタクロースが生まれたようです。

元々「セイントニコラス」の祭りだったのがどうして「サンタクロース」と呼ばれるようになったのでしょう?実は、アメリカ東部の開拓はイギリス人の前にはオランダ人が盛んに行っていて、1664年までは今のNew YorkはNew Amsterdamだったのです。今でもアメリカにはオランダ発の言葉や習慣が残っています。14世紀からオランダでも聖ニコラウス祭が行われるようになり、その風習をオランダ人移民達がアメリカにも輸入したのです。オランダ読みの聖ニコラスは「Sinterklaas」で発音は「シンタクラース」でした。直ぐにアメリカ英語でサンタクロースと言われるようになるのは容易に想像できます。

今やアメリカ発のSanta Clausが世界中でクリスマスの象徴となっています。しかし、英国ではクリスマスを擬人化した「Father Christmas」がより古い歴史をもつと言われています。見た目がサンタと似ているこの「人物」についても調べてみましょう。

 

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