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10億円の宝くじ + マイナス金利政策 = 口座維持手数料 + 箪笥預金?

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毎年暮れになると、年末ジャンボ宝くじを求めて人気の売り場に列ができます。そこにテレビのレポーターがやって来て、皆に「宝くじが当たったらどうしますか?」と聞く場面をよく目にします。

その答えは、「家を買います」や「仕事を辞めて一年かけて世界一周の旅に出ます」などと、定番のものが多いのです。

しかし、昔、多くの人が口にしていた答えなのに、今は全く耳にすることのない答えがあります。その幻の答えとは、「賞金を銀行に預けて、利息で暮らします」というものです。

銀行預金口座残高に対する利息の存在は今でも若い人も知っていると思いますが、「利息だけの収入で生活する」という概念はたぶん理解できないと思います。

ここで1974年、昭和49年にタイムスリップします。年末ジャンボ宝くじの一等賞金は1,000万円で、前後賞と合わせますと2,000万円でした。その全額を銀行に預けるとします。

当時一番高い利息は郵便貯金の3年定額(定期)預金で、年率が8%でした。都市銀行も近い利率でしたが、郵貯の数字で計算しますと、年間の利子が160万円になります。国税庁の資料によりますと、1974年の平均給与所得は112万円だったそうです。

なんと、働かなくても、利息だけで一般世帯の平均以上の生活が出来ることになります。

では、現在はどうでしょうか。最近の年末ジャンボ宝くじの一等賞は7億円で、前後賞を足すと10億円になり、1974年の50倍の額に膨れあがりました。

しかし、郵貯の3年定額預金の利息は0.010%に縮んでしまいました。計算は簡単ですね。10億円貯金しても、年間の利息は10万円です。定期預金ではなく、普通預金に預ければ、利息はたったの1万円になります。

10億円を当てたら、銀行の利息など小さな話には興味は無いかも知れません。しかし、利率が縮みすぎて今度は利息がマイナス方向に向かう話が出ています。

日銀の「マイナス金利」の影響で、銀行が預金者から「口座維持手数料」の名目で「マイナス利息」を取ることを3メガバンクが検討しているとのニュースが昨年の暮れから持ちあがっています。

http://www.sankei.com/economy/news/171231/ecn1712310006-n1.html

万が一、宝くじが当たったら、10億円が入る箪笥を探すことになるのでしょうか?まさに「捕らぬ狸の皮算用」ですね。

 

 

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